楽しく釣りをできるかどうかは船宿次第と言っても過言ではない
この記事にたどり着いた方はもしかすると今までに釣り船で嫌な思いをしてしまった経験をお持ちの方かもしれない…。
色々な船宿を経験していくと不快な船宿に遭遇してしまうことがある。
数年間色々な船宿を利用してみたが、船宿のサービスの質は全体的に他の業界のサービスと大きなギャップを感じることも多々あるなぁ、というの正直なところ。
船宿は一回の料金で一人当たり5千円から高ければ2万円ほどまでかかることもある結構良いお値段のするサービスなのだが、「これなら5千円コースのランチに行った方が良かったかもな…」と感じてしまうことがあるわけだ。しかもこれがそんなにレアケースではないというのが困りどころ。
利用する側からしてみれば、貴重な休日に決して安くない料金を支払って楽しもうとしているのに不快な思いをさせられたら正直たまったもんじゃない。
なので、危険な船宿をどうやったら見分けられるのか、釣りに行くたび毎回考え実践してきた。
今回はタイトル通り、評判の悪い船宿をどうやって避ければ良いのか。その方法を紹介したい。
この記事はこんな方向け
- 船宿で不快な思いをしてしまった!もうあんな船宿に遭遇したくない!
- 初めて釣りをする友人を連れて行くので評判の悪い船宿は避けておきたい
- 船宿を探しているがどんなところなのかちゃんと調べてから利用したい
今まで経験したブラック船宿4パターン
今まで僕が実際に経験したブラックな船宿の思い出から厳選4パターンをリストアップした。
初心者が何も調べずに船宿を使うとこういう経験をしてしまうリスクが0ではないということを知っておこう。
①釣りの続行が不可能になる
船宿の準備がちゃんとできていないパターン。
船宿標準の仕掛けしか使えないという制限のある船宿だったので仕掛けを購入していたが途中で仕掛けをロスト。追加で購入しようとしたら「え、仕掛け切れちゃったの?今日は仕掛け持ってきてないよ~」と言われ、残り時間半分を残して釣り終了。うーん、やることないので昼寝をした思い出がよみがえる(笑)。
あと、中深場(水深100~200ほどを狙う釣り)のレンタルロッドを借りたときの事。
道糸が短すぎて棚の上50mまでしか仕掛けが届かず、他のリールも船に置いておらず釣りようが無くなりやはりこの時も昼寝をして過ごした。
②釣りしている間に理不尽に怒られる
アドバイスではなくダメ出し。「そんな釣り方で釣れるわけねーだろ」と怒鳴って終了という理不尽さ(笑)。
その後に「こうやって釣るんだよ!!」と怒りながらも教えてくれるならまだ良いのだがフォロー0。
船長、機嫌が悪かっただけなのか・・・?
なぜお金を払って怒られなければならないのかと思い、以後この船宿は利用せず。
不思議なことに釣りをしている間は何も言わず、終わった後に「あんなんじゃ釣れねーよ」と愚痴なのか文句なのかわからない口調でダメ出しを始める船長もいた。
二度と使わないと心に誓った船宿だ。
③他の釣り客の悪口を言う
これは本当に良くない。
あり得ないと思うが、送迎の車の中で平気で他の客の悪口をまくしたてる船長…
この船宿はなんだかもうサービス業としてというか、人間としてダメな人が船長なんだなと思い、それからは利用せず。
④釣らせる気が無い
1度遭遇してしまったやる気の無い船宿。
割と船釣りにも慣れてきたころで、点々とポイントを流しながら探るタイプの釣りだったのだが最初から最後まで1点から移動せず。
もちろん釣れない。
その時は釣り客が僕も含めて2人だったからやる気が起きなかったの…?ずっと操舵室からラジオが流れているだけの時間を過ごした。(船長途中から寝てた)
船長にポイント移動をリクエストできるほどその釣りに詳しくもなかったのでなにも言い出せずに終了…(-_-;)
船宿の評判はどのように判断すれば良いのか
これまで上げたような船宿に当たってしまうと中々釣りのモチベーションを上げるのは難しい。(だって釣りにならなかったりするし)
では、どのようにブラック船宿を回避すれば良いのか?
ここからが本題。
最初に結論を書くと、1次情報を得ることに尽きる。
1次情報を得ることがすべて
1次情報とは、言い換えると当事者が発する情報のことだ。例えば新聞の記事やSNSのまとめ記事は1次情報ではなく、2次情報(取材やサーキュレーションをした人のフィルターが入る)である。
なぜ1次情報でなければならないのかと言えばそれが一番事実に近いから。
自分の判断がそこまで重大な結果に繋がらないのであれば2次情報でも構わないけれど、ブラック船宿を避けるという超大事なテーマであれば可能な限り情報の確度は高いものを得る必要がある。
SNS系は判断の材料としては弱い
FacebookやGoogleで船宿に好意的なコメントが残っていることが多いが、これは信用できないと思った方が良い。
サクラが書いている可能性を否定できないし、特にFacebookは記載したユーザの情報も公開されているのでそこまで批判的なことは書きにくいものだ。
それに一言「最悪でした」というコメントがあっても何がどう悪かったのか分からないので判断のしようがない。
会社が出している記事も弱い
釣り大手の会社は定期的に旬の釣り物情報を記事にしてメディアに載せている。
ここで紹介される船宿が批判的に書かれる訳がないので、記事に載っているからといってその船宿が良いと判断するのは間違いである。
また、釣り船予約サイトの船宿紹介の欄も信用するに値しない。ここも上述と同様の理由である。
釣りの記録を具体的に載せている個人のブログ記事がベスト
ではどのような情報が良いかというと、2つ。
1つは実際に利用した人に聞くこと。ただこれは知り合いがいる場合に限る。
もう1つは釣りを趣味にしている人が作っている個人サイトの釣果記録。
釣果記録は時系列に沿って事実と自分が思ったことを丁寧に記載されていることが多い。
また、特定の船宿を好意的に、もしくは批判的に書く動機が他者からの利益授与ではなく釣りを楽しめたのかどうかであること。そして個人情報の公開もしていないことが多いことから、記載内容がどちらかに偏りすぎることが少ない。
「船宿の名前 感想」とか、「船宿の名前 釣果」、これらのキーワードに西暦もつけて検索すると個人サイトがヒットすることが多いので試してみてほしい。
ちなみに、掲示板などで船宿の評判を聞いてみるのも一手だが、具体的な情報は返って来ないことが多い印象。
初めて利用する船宿の場合は下調べしておくことがベター
繰り返すが、危険な船宿を回避する方法としては一次情報を得ることが大事。
そして、初心者でかつ初めて利用する船宿であればなおさら安全なのかどうか、できるだけ調べていった方が良い。
初めて行った船宿で気持ちよく過ごすためにも、船宿選びは慎重にいこう。
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