カタクチイワシがたくさん釣れたら迷わず刺身にしたい
堤防サビキの超定番ターゲット、カタクチイワシ。
たくさん釣ったのは良いけどどうしよう・・・というあなたへ!!
お刺身にしましょう!!!!!
・・・ということで今回紹介するのは、すっきりした透明感のあるカタクチイワシのお刺身の作り方。まさに釣ってきた当日に作らないと味わえない極上のお刺身!
カタクチイワシ用のお刺身の作り方を覚えれば鯛のお刺身より旨い
え、カタクチイワシなんてお刺身で食べられるの?と思ったあなたへ。
実は「鰯七度洗えば鯛の味」という言葉もあるほどにイワシのお刺身は美味しいものなんですよこれが!
「鰯七度洗えば鯛の味」とは、イワシを何度も冷水で洗うことによって極限までクセが抜け、まるで鯛のような上品な味わいを楽しむことができる、というもの。
それほどまでに、ちゃんと手間を加えられたイワシのお刺身は美味しい。
ご安心ください。
さらにカタクチイワシはスーパーで売られているものでは刺身では食べられないほどに鮮度落ちの早い魚。カタクチイワシを刺身で食べたいなら釣ってくるといった手段に頼るしかない!
という事情もあり、希少価値も相まって真鯛のお刺身より何倍も美味しく感じられること間違いなし!!
作ろうお刺身!!
カタクチイワシのお刺身は他の料理にも応用可能!!
たくさん釣れたカタクチイワシをすべてお刺身にしちゃうのもちょっともったいないな・・・と一瞬でも思ったあなたへ!
今回作るお刺身はそこからのバリエーションもあるので結構楽しめますよ。
例えば↓こんなん。
- 軽く塩とお酢で〆て酢締め
- 塩を振って水けをふいたらオリーブオイルとニンニクチップを散らしてカルパッチョ
- 大量の塩に埋めて発酵させてアンチョビ
- そのまま天ぷら
この中で言えば、天ぷらでふわっとした上品な味わいを楽しむのもよさそう。上品なイワシのお刺身をポン酢で、そして天ぷらは塩で冷酒と一緒に・・・とかもう最高じゃないですか!!
この記事はこんな方向け
- カタクチイワシ大量に釣ってやったぜ!!・・・どうやって消費しよう?
- カタクチイワシを釣り上げたので美味しく食べてみたい!
カタクチイワシが釣れたらまずは海水氷or氷で締める
大きなバケツやいけすがある場合は別として、堤防サビキで釣り上げたら基本的に即座に氷締めにして低温を保ったまま保持しておくのが大事。
船釣りで常に海水が入ってくるようなバケツであればしばらく泳がせておいても大丈夫だけど、魚に弱いと書くくらい非常に弱い魚なので少しでも環境に不安があればすぐ氷締めにしよう。
ベストは海水氷。
それが難しければビニール袋に入れて保冷剤や氷にくっつけておく。これでOK。
カタクチイワシのお刺身の作り方
さあ、お刺身作っていこうぜ!!
ステップ①:最速でカタクチイワシをさばく
基本的にカタクチイワシは家に持ち帰った時点でほとんど鱗が取れていることが多い。もしついてたら軽く水ですすいで取る。
下処理なし!!ティースプーンだけ用意してGO!!
カタクチイワシを頭を左にしてまな板におき、ティースプーンを立ててえらの後ろから片身をそぎ取る。ひっくり返してもう片方もそぎ取れば完了。
カタクチイワシの数が少ないときは手開きで丁寧に処理しても良いけど疲れてる時や時間が無い時はスプーン使ったほうが効率的。
慣れれば1匹さばくのに3秒ほどの速さで処理できる。この要領で好きなだけカタクチイワシを捌いていけばあっという間に食べたい分の量がさばける。
ステップ②:氷水で何度も洗う
ここからが本番!たっぷりの氷と水を用意しよう!
1回目
ボウルに氷水を入れてイワシもざーっと加えたらさささっとゆすぐように手早く洗う。すぐに水が濁ってくるはず。
2回目&3回目
濁ってきたら水を捨て、新しく氷水を加えてまたさささっと。これを何回か繰り返す。今回はここから3回くらい。
4回目
そして4回目くらいになると水が濁らなくなってくる。これが完了のサイン。
水が濁らなくなったらザルにあげて水分をふき取る
水が濁らなくなったらザルにあげて一切れずつキッチンペーパーで水気をふき取る。
氷水にさらされているので余計な脂や汚れが落ちて、身も締まっている状態になる。いわゆる「洗い」に近い状態。(本来の洗いは活けの魚で作るものだったような記憶)
あとは盛り付けて実食!!
カタクチイワシのお刺身の食べ方3種
もちろんワサビ醤油でもショウガ醤油でもお好きな食べ方で楽しめるカタクチイワシ。
せっかくなので、個人的に好きなお刺身の食べ方バリエーションをご紹介!
薬味をつけずに醤油のみが一番美味しい
七度洗えば鯛の味と言われるのも納得の素晴らしくすっきりとしたお刺身。
光もののお刺身を食べるときはおろし生姜などの薬味をつけて食べるのが一般的なイメージだと思うけど、今回に限っては薬味はつけなくても十二分にうまい。
非常に上品な味わいに仕上がるので下手すると薬味の方が勝ってしまう。そのため、ぜひともカタクチイワシはまずお醤油だけで味わってみてほしい。
本当に美味しい!!
冷酒との相性マジで最高!!!!
ご飯に盛って三杯酢をかけてもすこぶる旨い
生シラスの美味しい食べ方ってご存じですか・・・?
実は三杯酢や二杯酢をかけてアツアツご飯と一緒に食べると最高なんですよ!!
そんな食べ方はもちろん親のカタクチイワシでも同じように楽しめる!!ごはんに盛って上から三杯酢をかけて、お好みでショウガも添えればイワシ丼の出来上がり!!
ちょっと珍しい丼もの、夜に刺身を作っておけば翌朝の朝食にできるのでおススメ!!
塩と酢で〆て押し寿司にしてもやっぱりうまい
最後はお刺身かと言われるとちょっと違うんだけど、イワシの刺身に塩を軽く振って米酢で締めたものを酢飯を合わせるとこれまた美味しいよ!というもの。
上から練り梅を飾っても良いし、酢で〆る時間をごく短時間(数秒)にして酢洗いのように仕上げて酢飯と合わせてもまた違った旨さがある。
たくさん釣れた時はこんな食べ方も覚えておくとよいかも。
今回はたたいた梅肉と大葉、ゴマをみりんで軽く混ぜ合わせたものを上からかけてみた。結構さわやかな美味しさが楽しめました。
まとめ:カタクチイワシが釣れたらまずはお刺身で!!
目刺しにしたり唐揚げやてんぷらにして食べるのも美味しいと思うけど、せっかく釣り上げた超鮮度のイワシ、ここはやっぱりお刺身で食べていただきたいものです。
だってちゃんとひと手間加えれば最高に上品で美味しい超レアなお刺身が食べられるんだから!!
用意するのはスプーン、氷水、キッチンペーパーのみ!!簡単!!
そしてスーパーに売っているものではおそらく作れないほど鮮度落ちの早い魚なので、釣って即締めてある最高の状態を活かしきって、味わいましょう!!
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