外出自粛が終わった後は釣りに行っても大丈夫?【アフターコロナ】

気になること
釣れなさ過ぎてぼけーっと。

コロナの外出自粛要請もそろそろ終わりが見えてきた?

釣りは3密にはなりにくいし、外出自粛中に行っても大丈夫かな?

いやいや、万が一自分が感染していた場合に他に伝染させるリスクを考えるといましばらく釣りは我慢した方が良さそうだなー。しかし釣りに行きたいなー、というもやもやした自粛生活をしている今日のこの頃。

緊急事態宣言は5月末まで延長となっている現状ではあるが都内の感染者数は爆発とまではいかず横ばいか、徐々に落ち着いてきているように見えなくもない。

政府からは「5末を待たずに地域によっては宣言解除できるかもよ」という雰囲気の方向性が出ているので、このまま感染者数の数字が落ち着いた状態を保っていれば、もしかしたらそろそろ緊急事態宣言自体は解除される可能性もあるんじゃない?

GWの間は営業自粛をしていた船宿の営業はGWを過ぎて再開しているところもあるし、再び釣りに行けるようになる日もそう遠くない未来なのかもしれない。

いよいよ船釣り再開か!最近船釣り記事より鮮魚セットのお取り寄せ記事が多くなってきてもはや鮮魚セットのレビューサイトみたいになってきつつあったけど、ようやく本来の釣りに立ち戻れる日が来るのか!?

・・・という期待を込めて、いざ緊急事態宣言が解除された後に、本当に釣りに行けるようになるのか。そして行けるとして注意した方が良いことはあるのか、考えてみた。

緊急事態宣言が解除されても突然元に戻るわけではない

仮に新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が解除された後、どうなるか。

アメリカやドイツなど欧米の動きに倣うのであれば、日本も段階的に休業要請対象の施設や外出自粛要請が解除されていくのだろうと思っている。

そしてドイツの例を見ると規制を緩和してから数日で感染者数が増加している。

ドイツ、感染者が増加 規制緩和の開始から数日 - BBCニュース
新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の一部緩和を進めるドイツで、緩和開始からわずか数日で感染者数が増加していることが明らかになった。

「規制緩和をしたら感染者が増加してしまった」というドイツの事実だけを超単純に解釈すると、日本が今後、自粛要請の解除をどんどん拡大できるようには決してならないということを意味する。

感染者数をモニターしながら自粛したり少し緩和したりを行ったり来たりという状態が数か月~数年続くのが、これからの世界なのかもしれない。

とすると、緊急事態宣言が解除されたから、または外出自粛要請が無くなったからと言って、すぐにコロナ前と同じように釣りに出かけられるとは考えない方が良さそうだ。

まずは感染者数がしばらく低水準で推移し続ける事、つまり感染が縮小傾向であると認めらないことには自粛解除も何もないのは事実。

そして例え自粛解除となっても、満員電車を避け、可能な限りリモートワークを実施するとか、人が集まるような場所に行かないといった、感染拡大につながらないようなアクションが一人一人に求められ続ける。

なので、釣りをするにしても感染しない&させないよう対策を取ることが必要だ。

例えば

  1. 釣り場に行くまで
  2. 釣りをしている間
  3. 釣りから自宅に帰るまで

といった各シーンをイメージしながら何に気を付けるべきか考えておくことが大事になってく。

船釣りで特に気を付けるべきポイントを3つのシーンで考える

いざ船釣りに行くとき気を付けるべきポイントはどこになるのか、シーンごとに考えてみる。

シーン1.自宅→釣り場(船宿)まで

早朝家を出ていざ出発!!ここから船宿に到着するまでに使う交通手段は大きく2つ。

電車か、車か。

まず電車を使う場合

このとき気を付けるべきは一般的なソーシャルディスタンス。「2mほど間隔をあける」とか、平日の通勤電車内で根付いてきている「一人分間隔をあけて座る」とかいったことだ。

途中で友人と合流することがあってもソーシャルディスタンスは堅持。

次に車を使う場合

一人で車を使うのであれば特に気にすべきことは無いかと思う。なぜなら一人だから感染も何もない。

要注意なのは二人以上、複数人で車を使っている場合だ。

この時はまさしく「3密」になりかねない。十二分に注意が必要だし車はそもそもできるだけ避けた方が良いかもしれない。

それでも複数人で車を使わなければならない場合どうするかというと、例えば2人であれば↓これくらいは実施しておきたい。

  • 窓は必ず開ける
  • 車内での会話は極力避ける
  • マスク
  • 助手席に座らない

窓を開けて通気性を確保。もちろんマスクは必ずつけて飛沫感染を防止する。さらにそもそも会話をしないことで感染を抑制。なんなら対面でいることも避けるべく助手席には座らない。

これくらいの対策と心構えをしたうえで車を利用した方が良いと思う。

シーン2.船宿に到着してから帰港するまで

船宿に到着したら受付、釣り座で準備、そして実釣、沖上がりして帰港という船釣りのメインイベントが始まる。

ではここで気を付けるべきは何だろうか。実はこのシーンは船宿側も良く考えてくれていて、コロナ対策として様々な対応が船宿側主導で既に実施されている。

一例として愛正丸から、5/11現在案内されている対策内容を紹介したい。

・受付は基本的に1名様づつ入店して頂きます。道路側から入店して頂き、受付を済ませた後、海側に出て頂く様お願い致します。

・受付の係りはマスクを着用し、乗船名簿記入用のペンは、1名受付の度に拭き取りによる除菌を行います。

・マスクをお持ちの方は、荒天時にキャビンに入る時は付けて頂く様お願い致します。(マスクの品薄状態が続いていますので、お持ちで無い方は特に強制は致しません。)

・乗船時、隣との間隔を確保する為に、定員を押さえて出船致します。

・微熱がある、咳が止まらない、倦怠感があるなど、体調の優れない方は、ご乗船になれません。

引用元:愛正丸HPより

受付時の対応から乗船時、また、釣りをしている間のキャビンの利用法まで指定されている。

これはこの船宿に限った話ではなく、他の船宿でも定員数を常時より減らしてソーシャルディスタンスの確保に努めたり、乗船前に必ず体温を計測し37.5℃を超えていたら乗船を遠慮してもらったりと様々な対応が実施されている。

上記の通り、船宿側でできる限りの感染抑止策を講じているので、釣り客側としては「会話をできるだけしない」「マスクをつける」「常時ソーシャルディスタンス」といった日頃の行動を守ることが大切だ。

シーン3.釣り場(船宿)→自宅まで

さて、釣りも終わり後は変えるだけ、、ということで基本的にはシーン1と注意すべきポイントは同じだが、帰宅時にはもう一つ注意点が追加される。

車で友人と釣りに行ったときは良くあるのだが、「帰りに飯を食べて帰る」という状況だ。

帰りの飯で今回の釣りを振り返ったり、電車の車内でも釣った魚をどうやって食べるか話し合ったりと釣りに関する話題には事欠かない。

これがBeforeコロナであれば別に問題無いのだが、現在、特定の飲食店に対しては自粛要請すら実施されているような状況なので、「帰りに飯を食べて帰る」とか「今日の釣りの振り返り」とかは避けた方が良い。

そもそも人と話すことを我慢してさっさと帰った方が安全だ。

釣り終わって帰る時はそれなりにテンションも高く色々と話したいことが多い。むしろ釣った後の会話を楽しんでいるという人も少なからずいるだろうと思う。ソーシャルディスタンスを守ってそれができるのであれば良いが、釣りの後の車内や電車内、飲食店内での会話は気も大きくなっているので結構危ない。

釣り終わったらさっさと自宅に向かい、リモート飲みでもして釣った後の振り返りを楽しむのがおすすめ。

まとめ:釣りに行く時は釣り「以外」の場面に気をつけよう

今回は緊急事態宣言や外出自粛要請が解除された後、すぐに以前のような生活には社会は戻らないことを前提として、釣りに行くときに感染拡大させないよう気を付けるべきポイントは何かを考えてみた。

まず釣りをしているときは平日と同様、ソーシャルディスタンスを気をつけることが大事。

そして、釣り「以外」の場面。つまり釣りに行くときの交通機関利用時や、釣りから帰る時の友人との会話や飲食店の利用といった場面で特に気を付けるべき、というのが今の僕の意見だ。

人によっては、それだけ気をつけなければならないのであればコロナが完全に収束してから釣りに行けば良いじゃないかという指摘もあると思う。

それは最もな意見だが、いつまでも自粛している状態が続くと経済的に生きて行けなくなる世界になるので、そう遅くない未来必ず段階的に規制は緩和されていく。

そうなった時に、「釣りはアウトドアだから何も心配いらない!」という意識だけで釣りに行く人も少なからず出てくるはず。

そんな人たちが(僕含めて)「よっしゃ釣りに行くぜ」と思い立ったその時にこの記事が目に入って「気をつけなきゃな」と思ってもらうトリガーになればと思う。

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