魚を釣れない時は買うしかないので片瀬漁港の直売所に行ってきた
※2020年2月20日で直売所の販売が一旦終了し、不定期開催となったようです。
8月は暑すぎるので日中の釣りは止めようという方針になり、9月~10月のカツオを狙っている今日この頃。ひと月近く釣りに行っていないとさすがに鮮魚切れの中毒を起こしそうになるので通販で鮮魚セットを取り寄せたり、近場のスーパーで魚を物色したりしている。
そして今回2回目の江ノ島、片瀬漁港の直売にチャレンジした。
真夏なので文字通り暑いということもあるが、直売所の人気っぷりや魚達もまたアツかった… 見たことも無いデカさの魚がいたり、人が多すぎて直売所のキャパ超えてんじゃないかって感じになったりで前回よりさらに直売の面白さを感じることができたので記録しておく。
片瀬漁港の直売所が気になっている方は前回分も合わせてこの記事を読むと片瀬漁港の攻略のヒントが掴めるかもしれない(笑)。
前回のレポートはこちら↓
前回の反省を踏まえて…
ちゃんと始発に乗る
前回は始発に乗り遅れて若干港への到着が遅れてしまった。今回はしっかり乗って可能な限り早い到着を実現。
過去の失敗は繰り返さない覚悟で臨んだ。
暇つぶしにプライムビデオ
前回の反省というわけでもないけれど、今回は一人デニーズで時間つぶしが必要になると予想しAmazonプライムビデオで無料のものを何本か事前にDL。
実際行ってみたら以外と涼しかったが、7:00頃になるとちゃんと気温が上がってきて散歩してる場合じゃなくなったので暇つぶしの道具は用意しておいて正解だった。
前回より人が多い…?
到着時既に18番目(゚ロ゚)
そしていざ、6:15に到着!!!!
してみると、、あれ、前回より荷物の数多くない…?
数えてみるとまさかの18番目。。
前回は13番目くらいだったので前に5人追加になっていることになる。この感じだと最初のロットに入れるかどうか若干不安だ。
雲行きが怪しくなってきた…
今回は作戦をちゃんと立ててみる
事前にターゲットを設定する
前回は漁港に並んだ魚種の豊富さに圧倒され、色々と目移りしている間にめぼしい魚がほとんどとられてしまった。
今回はその反省を活かして事前に狙う魚を明確に決めておくことにしている。
まずは漁協からのお魚メールをチェック
どんな魚が水揚げされたのか。それは2回チェックタイミングがある。
1つは8:00~8:15くらいに配信されるメールマガジン。もう1つは販売開始前に実施される下見の時間だ。
ということでまずはデニーズでビデオを見ながらメール配信を確認。
今日のお魚は、ワカシ・シロカワカジキ切り身・ムツ小・水カマス・トビウオ・エソ・小鯵・マルイカ・サバ・カマス・メアジ・ウルメイワシなどです。
今日の漁師のイチオシ魚は、シロカワカジキ切り身とワカシです。
江の島片瀬漁業協同組合 直売所 「 9月1日 今日のお魚」
ん?シロカワカジキ…?聞いたことないけどカジキの仲間でも揚がったのかな?
とりあえず魚を家族に連絡してリクエストを聞くと🦑ときた。イカっすね…まずは最優先でイカを取りに行くこと決定。
あとは水カマスが小さければフライ、ワカシも美味しそうなら買ってみようかな。
今回は列の18番目なので人気魚種はほぼ手に入らないと思っている。と言っても今日のラインナップだとそこまで物珍しい魚は無さそうでどれもある程度量はあるかな、と予想。
そこまで意気込んで頑張らなくても良さそうな印象だ。イカ以外は。
実況見分開始
実際にお魚を確認できるのは8:45頃から
外が猛烈に暑いのでぎりぎりまでデニーズで粘る。
8:40くらいになり、そろそろ下見に行っておいた方が良いかなーという時間なのでお会計して漁港へ。
なんだか列が超長くなってるー
前回も9:00頃になると荷物が30くらいは列になっていたが今回は下見の時点で40くらいは列になっていた。。
ちなみに9:00開始時点ではそこからさらに後ろに人の列ができ、50人超は並んでいた。さすがに50人目で魚は残っていないんじゃないかなぁ…?
下見タイムに怪物発見!!
下見が始まり早速中に入ろうとすると怪しげなアイテムが鎮座。
なんじゃこれは・・・
と思いつつふと前の人だかりが気になり中を見てみると
でっかい
写真だとヤバさが伝わらないかもしれないが、この口の先からエラブタのちょい後ろまで。ここが大体1m。カットされている1辺が大体1m。縦の幅が大体1m。
家の中で1m×1mの物を探してみればわかるが、怪物みたいな大きさだ。
いや怪物だ。
魚竜ってきっとこんな感じだったに違いない…
シロカワカジキとは
そう。こいつがメールに書いてあった今日のオススメ、「シロカワカジキ」。
今まで聞いたことも無かった魚だが調べてみるとどうもカジキの中では美味しい部類に入るらしい。そして大型種とのこと。
確かに大型だ。スーパーでたまにやってるマグロ解体ショーより何倍もでかい。
というか小魚がたくさん入ってなんぼみたいな定置網にこんな巨人みたいな大きさの魚が入って大丈夫だったのか定置網、、とか変なことを考えてしまう。
面白すぎて買うしかない…!!
こんな規格外の魚をオススメされたらもう買うしか選択肢が無い(笑)
他のお客さんも同じ思考に至ったかのかどうかは分からないがカジキの切り身への視線がスーパーでみるカジキとは比較にならないくらいアツくなってきていた。
現物を見て再度作戦会議(脳内)
気になるものがチラホラと
カジキの他にも魚を物色していると、漁協からのメールだけでは分からない情報が見えてくる。
スルメイカも入っていたり…
小ムツが大量に入っていたり…
前回は鉛筆サイズだった水カマスが小ぶりなだけの普通のカマスサイズになっていたり…
ワカシの中に1匹だけヒラソーダを見つけたり…
カジキのとなりにキメジを見つけたり、といった具合。
ちなみにムラサキイカという活魚もあったが、活〆でこの値段だと逆に美味しくない疑惑が濃厚に感じてしまう。調べてみても生で食べるようなイカではなさそうなのでやめておく。
優先順位をつける
さて、ここまで見たので、改めて狙いを絞る。
今日は日曜日なので、帰宅してからあまり下処理に時間をかけたくない。と同時に猛暑なので購入した魚が冷えているうちに持ち帰りたい。
狙いを少なくして、優先度順にザルに入れてさっさと買ってしまおう。
①買わなければならないもの、②どうしても買いたいもの、③買ったら面白いかなくらいのもの、のうち今回は①②に狙いを絞る。
今回のターゲット
- ムラサキイカ以外のイカすべて
- ヒラソーダガツオ
- ワカシ
- キメジマグロ
- シロカワカジキ
そして争奪戦が始まる
18番目、ぎりぎりだった。
1人ずつザルが渡されそれに魚を自分で入れていくのだが、最初に参加できる人はおおよそ20余名のようだ。
僕がザルを受けとった時に残りザルは4つほどしか残っておらず、そこで一旦締め切りになっていた。
スルメイカよ、あと一歩だった…
ぎりぎりでざるを受けとりそのままイカへ直行!
したものの既に良いサイズのイカは全て取られており、残っているのはベビーサイズのイカ数匹のみ…。
だが大事なのはイカを持ち帰ることなので、必死に手を伸ばして残りの小イカたちをザルに入れて無事にゲット!!
綺麗なスルメイカがほしかったが18番目ではしょうがないと言い聞かせ他の魚を探しに行く。
前に並んでる人でも素人が結構混在
僕より前に並んでいる人でも「ここのシステムが分からないから出たとこ勝負だな」と言っている人がいたり「魚が多くてどれを買ったらよいか分からないね。目移りしちゃう」と言っている人がいたり。
最近有名になっているのかそれとも最後の夏休み効果か、初めて参加している人も結構多いようだった。
人数の割りに今日はそこまで厳しい戦いではなかったのかもしれない。
今回は及第点ではないでしょうか!
ヒラソーダは1匹だけだったので既に消えていたが他の魚は概ね予定通りに入手できた。
狙いは最小限に、そして明確に優先度を決めたおかげかも。
購入後に頼む下処理も決めていたのでさっさと買ってさっさと下処理をお願いしてさっさと帰る!暑い時期は時間との勝負なので争奪戦後はスムーズに事を運ぶことができた。
戦果
ということで本日の戦果はこちら!!
魚種 | 数 | 値段 | 重さ |
マルイカ | 6杯 | 270円 | 約180g |
ワカシ | 1匹 | 430円 | 約860g |
キメジマグロ1匹分 | 1パック | 300円 | 300~400g |
シロカワカジキ切り身 | 1パック | 500円 | 800g |
今回の振り返り
今回は最初のロットに参加できるのは大体20番目くらいまでが目安ということが分かったり、意外と初めての人も多いので争奪戦がそこまでシビアじゃないこともありそうだったり、と前回からまた少し経験値を増やすことができたと思う。それに周りが初心者の中で心の中で「甘いな…フフフ」とほくそ笑む楽しさも味わえたし、玄人たちのピリピリした緊張感を感じることもできた(笑)
そしてシロカワカジキという怪物級の魚も出てきたり、やはり水族館とは別種の魅力がここには存在する。お子さんがいる方はぜひ連れて行ってほしい。
列の順番は今後の課題かも
しかし、どの魚を狙うかという作戦立てもすごく大事だが、何より大事なのは可能な限り列に早く並ぶこと。
僕はどう頑張っても今の順番より先には行けないので悪天候の日を狙って行くとかしない限り、満足いくまで狙った魚を買うことはできないのかもしれない。
となると、、次に行くのは大雨の時かな!!
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