暑くなってきたら&沢山魚が釣れたら水なますで涼しく乗り切りたい
水なますとは…
水なますは千葉県の郷土料理。
冷たい味噌汁にネギやシソ、キュウリなどを加え、そこに小さく切った魚を生で加えて食べるというシンプルな料理だが、暑い時期に食べるとやたらうまい。
酷暑が続いてさっぱりしたい時はキンキンに冷やした水なますでご飯をかきこむと幸せなことこの上ないのだ。
僕の中では夏を感じる季節料理になっている。
たくさんアジやイサキが釣れたときは迷うことなく水なますへ
魚の鮮度が良いと美味しいよ!
この料理は鮮度が良いほど味が光るので、釣ってきた魚をすぐ食べたい時にも使えるメリットがある。
鮮度がよすぎる魚はコリコリした食感で、単体で食べると旨味がやや物足りないことがあるが、水なますはそんな些細なことは吹き飛ばしてしまうので問題なし!
むしろ旨みよりも食感と風味と塩気で食べる料理なので、魚を寝かさずとも美味しく食べられるのが良いところなのだ。大好きだ(笑)
アジ・イサキは水なますとの相性バッチリ!
また、アジやイサキは味以外の観点でもこのレシピとの相性の良さがある。
水なます自体は現地ではアジやイサキを使うことが多く、冷たい味噌汁との馴染みには定評があるが、アジ・イサキは爆釣することも多いのだ。
つまり、大量にアジやイサキを釣ってきてしまった時のレシピとして候補に入れておくと重宝すること間違いなし。
これからアジやイサキを釣りに行く人は先にこのレシピを要チェック!!
水なます(アジver.)のレシピ(2人分)
材料
作るのに必要な材料はこんな感じだ。
薬味の類は全てなければダメというわけではないが、生姜ときゅうりは用意したい。
- アジのたたき(150g≒中型2匹分)
- キュウリ 1/2本くらい
- 生姜 一欠けら
- 青紫蘇 5枚ほど
- 茗荷 1個
- 小葱 3本
- 味噌 50g
- 氷 100ml
- 水 300~400ml(冷水なら尚良い。量は好みで調節)
手順
シンプルに2ステップで完成だ!!
ステップ1.味噌を溶かして冷たい味噌汁を作る
中くらいのボウルに味噌を入れ、300mlの水で溶いて味噌汁を作る。
氷も入れてある程度冷やすこと。
そしたら残りの材料を全てざーっと入れてしまおう。
ステップ2.材料を全て入れて軽く混ぜる
全ていれたらきっと写真のような感じになっているはず。
後は軽く混ぜて氷が半分ほどの大きさになるくらいまで溶かす。全体的に冷えていればこれで完成だ。氷が邪魔なら放っても良いがそのまま盛り付けてもOK。
この段階で味を見て、しょっぱすぎれば少しずつ水を足して好みの濃さに調整する。
僕はご飯をかきこむくらいの濃さが好きなので少し濃いめに作ることが多い。
ポイントは「きゅうり」!!
実はこの料理、1番こだわるべきは「きゅうり」。
きゅうりは鮮度が良いものだと、数日たったものとは全く違う心地よい香りを持っている。
水なますにすると、鮮度の良いきゅうりしか持っていない独特の爽やかな香りがめちゃめちゃ効いてくる。別物の料理かと思うほどに美味しくなる。
良いキュウリが手に入ったらぜひ試してほしい。
冷汁との大きな違いは生か、焼きか
ところで水なますで検索をかけると「水なます 冷汁 違い」というサジェスチョンが出てきた(笑)
確かにぱっと見、水なますと似ているような気がする冷汁。
色は水なますも冷汁も茶色だし、冷たい味噌汁に入れる具が違うくらいなイメージなのかな?
ちなみに僕の中では完全に別物。
冷汁は味噌を焼いたり、干物を使ったりするし、すりごまもたっぷり入るけど水なますはその辺の要素は無いはず。
使うお魚は刺身だし、ゴマたっぷりというのも聞いた事無いし、味噌も焼かない。
さらに言えば豆腐を入れるなんてのも聞いた事ない。
ということで、完成系の写真は味噌の茶色ときゅうりの緑色で似ているし、料理の温度も似ているけれど、冷汁と水なますは作り方から違う全く別の料理だ。
まとめ
アジやイサキなどの魚が大漁だった時は積極的に作ってみたい水なます。
きゅうりはぜひとも良い鮮度のもの用意したい。
お魚はスーパーで売っているアジのタタキをそのまま使うでも全然美味しく作れる。
薬味は絶対にこれが無いとダメ!というものは無いし、具材も好みでアレンジできる懐の深い料理だ。その場にあった香味野菜を使って暑い夏を乗り切ろう!!
そして冷汁とは別物です(笑)
コメント