頑張って釣った梅雨イサキ(伊東産)の一番美味しい食べ方をメモ
先日スーパー澄潮で大苦戦したものの何とか6匹釣ってきた伊東のイサキ。
大事に取っておいても悪くなるだけだし最近仕事も忙しくて帰宅時間=寝る時間みたいになっているので、今回熟成はあまり考えず食べられるときに食べるプランで消費することに。
だけどもやっぱり美味しく食べたい!
ということで、後学のために基本+αの調理との相性を比較してみた。
今回は焼物、煮物、お刺身、そして千葉方面の郷土料理らしい水なますでいただく。(揚げ物、蒸し物も気になったけど今回は省略)
塩焼き:うん、美味しい
塩を振って数十分。魚から汗が出てきて塩の粒が無くなったら水気を拭いて焼いてみた。
うちの魚焼きグリルだといつも火が強すぎて黒焦げになる箇所が多いのでオーブン230℃で様子を見ながら…
放置しすぎて若干干からびた感じになっちゃった(笑)
白身の味は上々。クセもなく食べやすい。うーん、うまい!!水分が少し飛びすぎて身が少しパサついた感じになったけどそれでも美味しい。
イサキ、侮れぬ。。
煮付け:上品ですごく美味しい
煮付けにして食べてみる。
この時釣ってから2日後だったが身がふわっとして最高に上品。味も上品で、でも決してあっさりしすぎているというわけではなく味はしっかりあって、良い意味で淡泊な美味しさ。
「あらら、これは美味しいですね!」と素直に言えるような一品に仕上がった。生姜を使わなくても十分美味しい。
煮付け、おすすめだ。
刺身:すんごい美味しい
釣ってから4日目(熟成3日目)。お刺身で食べてみた。
薬味は帰りに買った地元の山葵、それにきゅうりと茗荷を添えて…。
うまああああああああああああああああい!!!!!!なんだこれはー!カイワリよりうまい!!
脂も適度に乗っているけどそれより落ち着いた食感と旨味、そして上品な風味のバランスが非常に良い。今のところイサキは刺身がダントツ。
水なます:普通(に美味しい)
最後は千葉の郷土料理、水なますにしてみた。
皮を引いて中骨まで取ったら身を適宜に切り、紫蘇青ネギ茗荷きゅうりも加えてさらにキンキンに冷やしたお味噌とお水を加えてまぜ、ごはんにぶっかけて食べる。
冷や汁の魚の部分が生になったような豪快な料理だが、夏の風物詩として毎年何かしらの魚で作って食べている。
・・・うん、美味しい。普通に美味しい。
でもイサキじゃなくても良いかな?刺身単体で食べた時ほどイサキの美味しさを感じないので、イサキでなければならない理由は…無いかな。
ちなみに水なますは鮮度の良い香り高いきゅうりを使うと絶品だ。意外とこの料理、きゅうりの香りが命なのである。ということで作る時は何よりもまずきゅうりにこだわってほしい。
ただいまの結論:伊東のイサキは刺身が素敵
さて、ここまで食べてみて大事なことが1つわかった。
イサキはどうやっても美味しい!!
・・・で、そのなかでも美味しい順にまとめていくとこんな感じ。
- 刺身
- 煮付け
- 塩焼き
- 水なます
刺身は特に美味しい。刺身と煮付けの間には越えられない壁がある。それくらい刺身の美味しさには驚いた。妻も「おぉ、美味しい…」つぶやくほど。
※ちなみに今回の件で僕の中の刺身ランキング3位に入賞しました。1位はクロムツ、2位はメダイ。
今回釣ったのは大型とは言えないまでも決して小さすぎるということはないサイズで、脂の乗りも程よく万能感のある身質だった。イサキは基本的に万能選手なのだろう。
そして中型でここまで美味しくなるのなら伊東のイサキはまた狙ってみたいなぁ、と思うんだけど、まずはもう少し釣れるようなタイミングに巡り合いたい。前回撃沈したショックからいまだ回復できないので(笑)
イサキは産地による違いが顕著かも
ところで伊東のイサキは東京湾沖(剣先沖)で釣れるイサキと大分食味が違うような気がする。
剣先沖で釣れるイサキは~18cmまでの小型が多く、小型であるほど脂がしっかりのっているのだ。中型になるにつれて脂が落ちてすっきりした味わいになるのだが、当時から「大きくなるほど味がさっぱりしてくる魚も珍しいな」と思っていた。
しかし今回釣ってきたイサキは中型にもかかわらずしっかりのるべき脂はのっていたと思うし味がさっぱりという感想は全くなかった。おそらく伊東のイサキは大型になるほどしっかり味や脂がのってくるのだろうと推測する。
同じ魚でも、地域によって釣れるサイズも魚の状態も違う、というのが顕著に出るのが関東のイサキ事情なのかもしれない。
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