シマダイのインド風塩焼き的なケララフィッシュフライ【絶対美味しいインド料理レシピ】

ケララ風フィッシュフライお魚レシピ
青柚子を添えて。

フィッシュフライは南インド・ケララ州定番料理の1つ

南インドのケララ州は海に面していて魚料理が豊富な州だ。

ココナッツミルクやタマリンドを使った汁物料理が良く知られているがスパイスをマリネして揚げるフィッシュフライも定番料理の1つ。

使うスパイスにクミンやニンニクは入れない方がそれっぽくなるのがポイント。穏やかで優しく、そしてしっかり香り高く仕上がるので、おかずにもおつまみにもバッチリ。

魚を揚げるといえば唐揚げや天ぷらをイメージしがちだけど、作り方もシンプルなのでこの料理も選択肢に入れるとまた一つ幸せなお魚ライフを送れること間違いなしだ。

今回はケララフィッシュフライの作り方を解説したい。

※使う魚はお取り寄せで入手した富山産のシマダイ。味はすごく良いけど身が硬いので、お刺身にするなら極薄切りがおすすめ。

材料(1人前)

小型のシマダイに対してマリネ材料はこれくらい
  • 塩 小さじ2
  • レモン汁orお酢 小さじ1~2
  • 中型アジくらいの大きさの魚(ウロコ、ワタは抜いた状態)
  • スパイス
  • (あれば)添える用のレモンや柚子

スパイス

  • コリアンダー(パウダー) 大さじ1 → 必須
  • ターメリック(パウダー) 小さじ1/2 → 必須
  • パプリカ(パウダー) 大さじ1 → 必須
  • レッドチリ(パウダー) 大さじ1/3 → 必須
  • メティ(ホールorパウダー) 小さじ1 →オプション
  • ショウガ(すりおろし) 大さじ1~2

レシピ

マリネ材料を混ぜて魚にすりこむ

まずは魚に縦に切り込みをいれる。

次に塩、スパイス、レモン汁をボールで良く混ぜて、魚にすりこんでいく。

魚の内側にもしっかりすりこもう。

ちなみにこの作業をしているときにもう既にスパイスの食欲をそそる良い香りがしているはず…早く食べたくなること間違いなし!

魚は両側縦に切り込みを入れる
ショウガのみじん切りだと粒感がある
もっと色をつけたければターメリックとパプリカを増やす

1時間ほど寝かせる

魚にすりこんだらキッチンペーパーとラップでくるみ、そのまま冷蔵庫で1時間ほどマリネする。

香りだけじゃなく塩もちゃんと身に浸透させるため、最低でも40分は寝かせよう。

このまま冷蔵庫へ

低温~中温で両面揚げ焼き

フライパンに油を多めにしいて温め、冷蔵庫から出して水気をとった魚をそのまま揚げ焼きにしていく。

魚をフライパンに入れた瞬間から熱の入ったスパイスの香りがふおぉっと立ち昇るので良い香りでテンション上がりすぎないように。

火加減は弱めの中火。揚げ温度でいうと160℃目安。片側で3,4分揚げ焼きにしたら返してもう3,4分。

先に左側を下にして揚げ焼きにし、色がついたらひっくり返して今度はフタをすると中まで火が通りやすい。盛り付ける側を色よく焼いたら今度は蒸し上げるイメージで調理すると良い。

メティは高温にしすぎると苦くなるので中低温&蒸しで苦味を出さないよう気をつけよう。

魚に火が通ったらバットにあげ、余分な油を切って完成だ!!

これは油多すぎな例

まとめ

日本ではあまり知られていないケララフィッシュフライ。基本的にターメリックとレッドチリさえ揃えれば意外と手早く作ることができる料理だ。

調理のポイントはマリネ。パウダースパイスをまとめるのにレモン汁などの水分を使うが、足りなければ水を少し足しても全然OK。

手早く作れるうえに暑い時期にピッタリなビールの進む系インド料理なので、暑いうちにぜひ一度トライしてみてほしい。

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