良型2本!!釣りものの戻り鰹の旨さやいかに…!
2.5~3.5kgのカツオ2本!!
柵取りしてもスーパーで売っているものよりだいぶ大きい立派な本鰹だ!!
今回はマグカツ船の乗合でカツオだけ狙った
9月に釣れる魚で旬のもの、ということでカツオを狙ってみることになった。船はキハダマグロとカツオを狙う人が同乗するタイプで、俗に「マグカツ船」と呼ばれている。
今回は五エム丸の乗り合いを予約していざカツオを狙いに行ってきた。
船中マグロ狙いの人ばかりな中、徹夜明けでフラフラしつつもなんとか3回のアタリのうち2回を確実に取り込みカツオを手にすることが出来た。カツオの食べ頃を待ちつつ釣りの記録をまとめておく。
受付したらバカでかいクーラーボックスを支給される
まだ夜が開けていない午前4時半、子供の夜泣きで完全に寝るタイミングを失ったまま船宿に到着。前に車を停めて荷物を下ろし、友人は駐車場へ。僕は受付へ。
受付では船の座席表の絵に名前と住所電話番号を記入して、席の場所取りと連絡先記載をセットで行う方式。
2人ともカツオは初めてで貸竿&仕掛けということを伝え胴の間(船の中央付近の席)にしてもらい、料金を支払う。
仕掛けはマグロ用で1つ1300円、カツオ用で1つ300円。カツオしか釣る気無いのでカツオ用を頼むと、2つくらい持っておいた方が良いとのことなので2つ購入した。ちなみにカツオ仕掛けは2mのハリス18号ヒラマサ針だった。
続いて氷とコマセを配るというので外に出ると、船宿のおばさまから一言
「このクーラーボックスじゃ魚が入らないよ!店のを貸すから帰りは自分のにぎゅうぎゅうに詰めて持って帰るんだね!」
船宿のおじ様からも「カワハギならこのサイズで良いんだけどなぁ」と突っ込まれ…
マジで?今まで真鯛や大型のメダイやクロムツも収納出来てきたんだけどそれより大きいの?カツオ?
そして支給されたのは自分達の持っているものより3倍ほどの大きさのクーラーボックス。キハダマグロすらも入りそうな勢いだ(笑)
軽くレクチャーを受けて真鶴沖まで移動
仕掛けはごく普通のコマセ釣りだけどなんかデカい
仕掛けやコマセのアミエビは見慣れたもの。
軽トラで荷物を運んでもらい、船長と隣の人に挨拶して座るとなんだかリールがやけに大きい…ドラグも他のリールと違い独特だ。
スタッフさんに釣り方を教えて欲しいと頼むと心良く丁寧に教えてくれた。
「船長は水面から何メートルでタナを言うから、タナと仕掛け分落とす。そしたらタナまでコマセを撒いて、待つ。魚がかかったらゴリ巻き!魚を泳がせるとすぐにオマツリしちゃうからね。魚を逃がしたくなければとにかくゴリゴリ巻くこと。カツオを泳がせたりすると周りから白い目で見られたりするから要注意ね!(笑)」
要するに↓こうだ!うーん、実にシンプルで良い!!
- タナ+2mまで落とす
- しゃくりながらタナまで巻き上げて待つ。
- かかったらゴリ巻き!!
…かかったらとりあえず合わせはちゃんといれておこう…
この時期の釣り場は真鶴沖
事前に調べた感じだとカツオ釣りはまずカツオの群れを探すところから始まる…と思っていたが船は一路に葉山から西へ。
そして50分ほどかけて到着したのは真鶴沖。台風の影響が気になっていたが、ここまで湾内だとほぼ無影響のようだった。念のためwindyで状況を確認・・・うん、大丈夫っぽい。
各地の船宿が真鶴へ集結
既に大船団が形成されていて各地から船が集まってきている。おー、小田原、平塚から東は千葉の船宿まで揃っていてなんだか船のお祭りみたいだ!!
船上のランプがクルクル回っている船もちらほらあり、どうもキハダマグロがヒットしているのを知らせているらしい。
今までの釣りと違う熱気を感じるなか、釣りをスタート!!
釣れない…
針にオキアミを1つ丸めてタナへ
「35m」
船長のアナウンスに従いオキアミを針につけてコマセを撒きつつしばらく反応を見てみる。
反応なし。
基本的にコマセと針を同調させるのがコマセ釣りなので、数分経ったらやり直しを繰り返す。
マグロ狙いの場合は忘れた頃にヒットするがカツオはコマセに向かってくるのでカツオを釣るならコマセは重要…みたいなことをおしゃべりなおばちゃんから聞いたので、ひたすらコマセに詰め直しエサを付け替えてタナに落とし込む作業を繰り返す。
カツオのタナはどこ…?
釣れない・・・
中々釣れない状態が続き、ふと疑問が湧いてきた。
確かカツオはキハダより上層を回遊してるはず…となると今の指示ダナはキハダとカツオどっちのタナなんだ…?
もしかしてカツオ用の細ハリスにキハダがかかって仕掛けごと持っていかれたりして…🙄
とか考えていると突然竿が大きく引き込まれブツっと瞬殺。
「ハリスも細いからやられちまったなあ~」と中乗りさんも残念そう…だが今のはカツオだったの?キハダだったの?
キハダマグロを釣る気は無いんだけどカツオに仕掛けやられたでいいの…??
と思っていたら指示ダナが2つに増えた。
「40m、カツオの人は25mくらいでやってみて」
今までのタナ1つのアナウンスはもしかするとマグロ用だったのかもしれないが、カツオのタナもハッキリしたのできっちり25mで狙う!
キハダが掛かるもカツオの反応なし
…も、釣れない…
途中船尾でキハダが1匹揚がり、船中みんなで「おめでとう!」ムードになった。それはそれで一体感があってすごく良いのだがカツオが釣れない。。
なんの反応も無さすぎて徹夜明けの睡魔に襲われてウトウト…
突然のカツオ襲来!!
ウトウトしていると突然竿が引き込まれた!
まったく反応できず活け締めに失敗
え、なになに!?何事!?といった感じで寝ぼけ半分なまま慌ててドラグを締めてゴリ巻き開始!!
カツオが水面に浮いてくると「タモですくってあげて!」と船長の指示が出てどなたかがタモでスイっと上げてくれた。
おぉ、なんかデカいぞ!!
思わず「でっか… 」と、その後何したらいいか忘れる。。
慌てすぎて海水氷に入れるのも忘れる
あれだ、活け締めしなきゃ。と思い出し脳天締めにチャレンジするもカツオが暴れすぎて早々に諦める。
身を痛めるので思いっきり延髄切りをしてバケツで血抜き。ある程度水が澄んできたので船宿支給のクーラーへ格納。
…後で思い出したのだが、海水氷にするのを忘れて氷の中にカツオを直おきしていた。。
初めてのカツオは色々と手当に失敗。。
また釣れない時間帯…からの再びカツオ!!
そしてまた釣れない時間が続き眠気との戦いが始まる…
スマホをしまった瞬間に竿が引き込まれる
暇すぎてのんびりスマホを操作。神経締めのお作法を復習したりして、そろそろエサを変えるかな…とスマホをしまった次の瞬間一気に竿が引き込まれた!!
マジか!と思っていると先に中乗りさんも超スピードで反応し、ドラグを緩めるよう指示が飛ぶ。少しだけ走らせたあとはドラグを締めてゴリ巻き開始!
途中隣とオマツリしたものの自分でタモですくって無事に2本目のカツオをゲット!!
神経締めは断念して延髄切り!!
今回は失敗してなるものかと即座に神経締めにチャレンジ。床に置かず、尾を持ちながら脳天に刺そうと試みるも中々上手くいかないので早々に延髄切りに切り替え!
モタモタして暴れさせたくないので一気に延髄切りしてバケツへ。そのまま10分血抜きし、今度は海水氷へ入れてしっかり冷やす。
とりあえず2匹目はしっかり活け締め出来ているはず!
カツオ終了~
その後船ではバカでかいキハダがもう1尾揚がるも、カツオの反応は全くなし。
眠すぎるので途中1時間ほど居眠りしながら最後まで粘るも、何も起きずに終了となった。
今回の振り返り
9月のカツオは数釣り難しい?
結局カツオの当たりはたったの2回でこれを逃すとボウズという、意外とシビアで瞬発力が試される釣りだった。コマセも正直意味があったのかどうか分からない。1回目2回目どちらもぼーっとしている時に突然来たのでコマセは既に空になっていたはずだ。
今回はおそらく回遊してきたカツオの目の前にエサがあればガンガン食べるぜ!という魚の気分だったのだろう。
また、そもそもカツオ後半戦は8月と異なり数が釣れるものではないという噂も耳にする。カツオのシーズン初旬は小型のものが多く釣れることが多く、後半になると大型で脂がのるがあまり数が釣れないとか。
そして五エム丸にはこの時期キハダ狙いの人が多く集まるそうなので船自体もカツオって感じじゃなかったのかな…?
今回難しかった要因は色々とありそうだけど、デカいの2本持って帰れたので良しとしよう!!
天候/仕掛け
- 天気:曇りのち晴れ
- 気温:22℃~26℃
- 風速:北東の風6m
- 潮:小潮、0.5~0.8mのうねり
- 仕掛け(船宿仕掛けを使用):ハリス:フロロ18号2m、ハリ:ヒラマサ1本バリ
動画の釣行記録
今回の釣りダイジェストはこちら↓
関連:後日熟成にチャレンジしたら失敗した話はこちら
なんと少し身を傷めてしまい超反省・・・カツオは血抜きをしっかりやろう
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