12月から2月までは本気の装備が必要
いやー、寒いですね。でも釣りに行きたいですね。
12月も下旬になると本気の寒さになってきてもう釣りどころじゃないんだけど、釣り人だから行きたくなるのはしょうがない。ただ、凍えるような釣りがしたいわけじゃなくて、できるだけ快適に釣りをしたい!!
数年前、初めて1月の船釣りチャレンジをした時は寒すぎて体がガタガタ震えながらの釣りだったな・・・。船釣りの紹介サイトとかを見て装備を準備したはずだったんだけど全く不十分だったのは今もしっかり記憶に残ってる。
そこで今回は、厳寒期の関東の船釣りで僕が実際に着用している服装と準備している道具類を紹介!!
実際に僕が最近東京湾・相模湾の真冬に使っている服装や装備で、結構快適に釣り出来るようになっている。
この海域で船釣りをするなら今回紹介する内容と同じようなポイントを押さえておけば安全だ。
以前、11月にどんな服装が必要か紹介した記事があるので、そこから何が変わるのかをメインにまとめた。
この記事はこんな方向け
- 12月、1月、2月に船釣りに行くときの服装が知りたい
- 秋用の服装から追加で必要なものを知りたい
- 真冬で凍える思いは絶対にしたくない!!
12月から2月にかけての関東の特徴とこの記事での想定最低気温
11月まではわりと「寒いけどこれならなんとか」というレベルで釣り出来るんだけど、12月の下旬あたりから真冬の2月あたりまでは何とかならない寒さになってくるので可能な限り本気の寒さ対策が必要になってくる。
神奈川県だと1月や2月の平均最低気温はおおかた1℃くらいで最高気温も8℃~9℃と基本的にずっと一桁台にとどまることが多い。たまに最高気温が14℃あたりまで上がることもあるけど、冬の装備の基本は最低気温にあわせることなので油断はできない。
特に寒い日だと最低気温が氷点下になることもあるので、、今回は想定最低気温を0℃と設定している。
僕が11月に準備する服装は想定最低気温を10℃と設定していたので、そこからさらに10℃寒くなることに対してどんな準備が必要になるのかなー、という視点で見ていくといいかも。
ちなみに最低気温になるのは日の出前後の放射冷却時間のみに限られることが多いので、この時間帯を我慢できる人に限り、11月の服装でもいけるかもしれない。(僕は絶対しないけど)
上は保温に優れた素材のインナーとミドルレイヤーに変更
11月の服装と比べると、2点変更が必要。
真冬用のインナーを用意することと、中間のフリースをダウンに変えること。
インナーは保温性の高さが大事
インナーはしっかりしたものをそろえる。必要なのは、真冬に体を動かしていなくても暖めてくれるor熱を逃さない素材のもの。
登山用やスポーツメーカーから出ている発熱素材のインナーは仕様をよく確認。
体を動かして始めて発熱する素材はあまり期待できないと思っておいた方が良い。船釣りはそんなに体を動かさないし発汗もあまりしないので発熱しない。
一方で安定して効果を感じやすいのはウール素材だ。本気の登山用インナーに使われているほどなので羊は馬鹿にできない。
インナーも結構色んなメーカーから出ていてわかりにくいという場合は「ウール素材」「メリノウール」で選ぶと間違いない。
例えばmontbellから出ているインナーでジオラインとスーパーメリノウール、2つの種類がある。どちらも真冬のインナーとして十分使えるものなんだけど、ジオラインは身体を動かしているシーンをメインに作られているので、釣りする時はスーパーメリノウールの方が合っている。
上のインナーについては↓の記事でもまとめてるのでこちらもチェック。
中間(ミドルレイヤー)に薄手のダウン
11月の服装ではインナー+フリース的なもの+風を通さないアウターというのが基本的な組み合わせだった。
真冬は間にフリースをダウンを変えると暖かさがぐんと上がる。ダウンの上にさらに一枚着るので、薄手のものを使うくらいで丁度良い。
僕はユニクロやmontbellの薄手ダウンを着用している。
フリースが薄手のものであれば、インナー+フリース+ダウンと言ったように純粋にダウンを一枚追加と言うものにするとさらに暖かい。
下はインナー含めて3枚準備
11月では「下は防水性のパンツ1枚あれば行けないことは無い。」なんて書いたけど、真冬になって1枚は絶対にマジでやめよう。寒くて動けなくなるので。
僕はインナー+アウトドア用パンツ+最後に防水性の釣り用パンツという3枚の組み合わせにしている。
下のインナーも上と同じように保温性の高い専用インナーを揃えておこう。快適な釣りを求めるならここで出費を抑えてはいけない。
中間のアウトドア用パンツは冬用に作られているものがおすすめ。ジャージとかは生地が薄いものが多く悲惨な結果になるので絶対に避けて、生地の厚いしっかりした作りのものを選ぼう。
裏起毛のついている登山用のものがベスト。
服装以外に準備する小物系2種類
グローブは2つ着用が吉
手用のインナーっていうのがあるんですよ。船釣りを始めてから知りました。
真冬は手を濡らすと海水によるダメージもあいまってすんごい勢いであかぎれしたりする。なので極力手は濡らさないようにしたいところ。下手すると手がずっと痛いまま耐えて釣りしないといけなくなるからね・・。
で、釣り用のグローブを持っていくと快適なんだけど、真冬はグローブ一つでは寒さから手を守り切れない。そこで手のインナーを着けてからグローブを着けると非常に快適。
↓こんなやつ。ちょっとした装備品だけどあれば重宝するアイテム。割と気軽に用意できて効果は高いので一つ持っておくと心強い。
靴下は登山用のパイル地でつま先にカイロを貼る
真冬は足がやたら冷えて大変不快になる。
海水自体は暖かいので、船が常に海水を船内に出していればそんなに気にしなくて良い場合もあるがそんなケースは少なかった。基本的に寒いと思っておいた方が良い。
11月の服装でも紹介したけど、そんな時のために厚手の登山用靴下を用意しておこう。
冬用の登山靴下は薄手、中厚、厚手とあるけど厚手が断然オススメ!!
意外と盲点なのが足先。船宿に到着して受付に行く前に着替えるタイミングで、靴下の先に貼るホッカイロミニを付けておくと快適。
カイロをつけたら発熱するまでしばらく空気に触れさせておくのがポイント。
貼るホッカイロは必須アイテム
足先にカイロを付けると結構快適・・と書いた通りなんだけど、これまで挙げた服装に+αで寒くならないように貼るホッカイロをつけておくことも必須。11月は「あれば安心」だったけど真冬になるとカイロはもはや必需品。
インナーにつけると低温やけどする危険があるので、僕は中間の服に貼り付けている。貼り付ける基本的な場所は大きく2か所。
一つ目は胴まわりの前後。特に胸部と背部をしっかり暖めるように貼り付けておくと寒くても耐えられる。
二つ目は脇のあたり。直接血管を暖められるので効果が高い。ただ低温火傷のリスクもあがるので注意しながら使おう。
まとめ
真冬の船釣りの服装は11月のころからのアップデートが必要。
上の服装はインナーをウール素材の超暖かいものにして、ダウンを着こむ。下は1枚から3枚へ。インナーを暖かいものにして中間はアウトドアの厚手のパンツを履く。
真冬の海上は絶対に油断しない方が良い。インナーから暖かいものに変えていって、できるだけ着ぶくれしないようにそろえておこう。
そして貼るホッカイロはもはや必需品。多めにもっておくと吉!!
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