稲取キンメを老舗寿司屋「魚八寿し」で食べてきた【ゴージャス金目鯛!!】

軽く炙られた稲取キンメのお寿司気になること
軽く炙られた稲取キンメのお寿司

稲取キンメってどんなもんなのよ?

金目鯛って高知や静岡、神奈川に東京に千葉と結構取れるエリアは広めな深海魚なんだけど、ブランドのついてる金目鯛があるんですよ。例えば千葉県の「銚子つりきんめ」とか。

今回は正月に伊豆の下田方面に行く機会があったので、金目鯛の有名ブランド「稲取キンメ」を食べてきた。もちろん抜群に美味しかったんだけど、今まで釣ったり食べたりしていた金目鯛とは違った贅沢な味わいだったのが印象的な金目鯛だった。

それに稲取漁港周辺、結構金目鯛を推してる地方な感じがあって面白かったので、稲取キンメが気になっている人や下田方面に遊びに行く予定の人なんかはちらっと予習に良いかもっす。

今回の記事は…

今回の記事でこんな事がわかるよ。

  • 稲取キンメの味わいの特徴
  • 稲取エリアのキンメの推しっぷり

稲取港周辺は金目鯛全力のエリア!!

稲取に到着し、時間もあったので漁港周辺を散策してみることにした。ら、早速・・・

自販機もキンメ一色
自販機はキンメ一色でシュール
道路にもキンメ
道路にもキンメ

一気に観光地に来た気分w

直売所と市場の2か所でお土産や地場野菜とか購入できる

稲取漁港周辺は観光スポットが密集・・・というかおそらく「直売所」と「市場」の2か所くらいしかないと思う。

互いに両隣ってレベルですぐそばなので車を停めればすぐ入れる。市場には葉わさびやキンメの煮付けをパックしたものとか個人商店が作っていそうなものが多くて、直売所は魚屋さんと道の駅が合体したような感じ。

直売所では金目鯛のほかに伊勢海老とかも!
直売所では金目鯛のほかに伊勢海老とかもおいてた

そして直売所には冷凍された稲取キンメが・・・!!!!未処理って書いてあってどうやって食べるのか分からないけど多分半解凍くらいで捌けば煮付けとか美味しく出来上がるんじゃなかろうか。

水揚げのある日であれば普通に鮮魚でも売ってるらしい。

生が無くても冷凍のでかキンメがある
生が無くても冷凍のでかキンメがある
直売所の横にあったオブジェ
直売所の横にあったオブジェ

魚八寿し到着!!

市場や直売所を少し見たので、そこから徒歩1分くらいの魚八寿しにいざ、稲取キンメを食べにGO!!

お店自体はわりとこじんまりとした一角にあるんだけど、代わりに駐車場に「金目鯛」ののぼりが分かりやすく立ててあるので迷うことはなさそう。

お店の駐車場にはのぼりがあるので迷わない
お店の駐車場にはのぼりがあるので迷わない

お店の外観はこんな。本当に漁港のすぐそこ。

お店外観
お店外観

早速お店に入ってメニューを見ると、意外に普通のお寿司もあるし稲取キンメのみのお寿司もある。丼ものも揃っていて、金目鯛以外が食べたいという時も楽しめそうなお寿司屋さん。

稲取キンメのメニューだと握り寿司、しゃぶしゃぶ、煮付けといったところがメジャーっぽい。どれにしようか迷うもここはやっぱり稲取キンメのお寿司をメインで食べてみたいのと、地元の煮付けの味を知りたかったので握り寿司と煮付けを頼んでみた。

まずは牡蠣

牡蠣が来た。

ポン酢も加えてあって一口でつるっと食べられる美味しい生ガキ。うまいっす。以前牡蠣で当たったことがあるのでちょっと怖さもあったけどうまいものはうまいっす。

ささっと生ガキが出てきた
ささっと生ガキが出てきた

稲取キンメの握り寿司!!

真打登場!稲取キンメ!!

これが稲取キンメのお寿司っすよ・・・!!
これが稲取キンメのお寿司っすよ・・・!!

皮付きのまま大ぶりに切り出されたネタを軽く握ってさっと炙ったお寿司。かなり手早く握られているみたいでご飯の部分はけっこう緩い。

少し醤油をつけて食べてみると、、お、、身が柔らかい&脂がのっててなんだか豪華な美味しさ!!

2貫食べただけでもかなりの満足感!!

脂が凄すぎてくどいなんてことは全くないんだけど、でも脂が凄いのってる美味しさを超感じる。加えて身も柔らかめなので酢飯との相性がかなり良い。

稲取キンメの味噌汁!!!

金目鯛を味噌汁にするなんてなんと豪華な・・・

稲取キンメの味噌汁。濃い味で美味しい。
稲取キンメの味噌汁。濃い味で美味しい。

味噌汁はシンプルに金目鯛とネギ、それにお味噌の味。

少し濃いめに味噌が使われてて金目鯛から出た出汁と良く合うし、何より具として入ってる金目鯛のお味が大変よろしくこれもまた満足度非常に高し!

稲取キンメの煮付け!!!!

店員さん曰く「注文が来てから作ってる」

注文してから煮付けがくるまでに長くて10分くらいしかかかってないような・・・やべえよ。そんな短時間でこんなにしっかりした煮付けを作れるもんなのね。

煮付け2人前。煮汁に脂が浮いてる
煮付け2人前は大皿に乗ってきた。煮汁に脂が浮いてる

結構甘めの濃い味になってる煮汁が脂も旨味もしっかりしている稲取キンメと非常に良く合う。これは今まであまり食べたことが無い、ものすーーごく美味しい煮付け。

この煮付けは初島沖で釣れる可愛いサイズのキンメとは異質の味わいだわ。金目鯛は大きいほどしっかり脂がのるって聞いてたけど稲取キンメはまさにそれを裏付ける美味しさ。

・・・そう、この煮付けではっきりわかったけどこのお店の稲取キンメ、非常にでかい!!

目玉をスプーンですくって食べたらゼラチン質がとっても美味しかったんだけどそれよりも目玉の巨大さに圧倒されたw

そういえば以前伊東あたりの旅館で小さなキンメの煮つけを食べて「これじゃ甘露煮じゃん」と驚いた記憶があるけど、あれって脂がのってなかったから過剰に味が入っちゃったのかも。

多分、伊豆では甘目の濃いめな味付けが金目鯛の煮付けの王道で、さらにこの味付けに合うのは脂ののったでかい金目鯛なんだと思う。

稲取キンメが非常に脂が乗ってるからこそこの濃い煮汁に負けず相乗効果で美味しい煮付けに仕上がるんじゃないかなー。

まとめ

稲取キンメ、普段スーパーや鮮魚セットお取り寄せで見るようなサイズからさらにもう一回り大きい金目鯛で脂ののりかたが非常に良いお魚だった。ブランドになっているのも頷けるほどの満足度の高い味わい。

今回はお寿司、味噌汁、煮付けを食べたけど金目鯛のしゃぶしゃぶはまだ食べてないので、次回行く機会があれば今度はしゃぶしゃぶで稲取キンメを味わってみたい。

脂が程よく抜けて加熱した金目鯛特有の風味を味わうことができるだろうし、美味しいんだろうな~。

そして「魚八寿し」は稲取漁港の近くにお店を構えてるんだけど、そのすぐそばには市場や直売所があって金目鯛の煮付けや冷凍金目鯛まで売っている。(水揚げがあれば鮮魚もあるとのこと。)

スポットがコンパクトに密集しているので、稲取エリアに来たらお寿司だけじゃなくて市場と直売所にも寄ってみると名物を手軽に楽しめること間違いなし!!

コメント