釣りに行けてないけど美味しい魚は欲しい
そう、僕は最近釣りに行けてない(気がする)のである。
他にも釣りに行けなくて辛い方、いないだろうか。
僕の場合、最低でも月に1,2回は行かないと禁断症状が出てしまいテンションもマイナス圏に吹っ飛んでいくのでだけれど…
新鮮な魚を買って美味しく食べられれば少しは癒しになるよなー、と考えながら通販で鮮魚セットを買ったり近場の魚屋を探したりしていたところ、たまたま、近所に面白そうなスポットを発見した。
片瀬江ノ島駅から徒歩5分の片瀬漁港だ。
江ノ島水族館の隣にある片瀬漁港という小さな漁港の直売所で朝市が開かれているらしい。
なんでも江ノ島近海で水揚げしてそのまま直売しているのだとか。そして開始から2時間以内には売り切れてしまうとのこと、、、こいつは面白そうだ!
片瀬江ノ島の漁港直売所に行ってみたレポート
ということで実際に行ってみたので、どんなところだったのか時系列でレポートしたいと思う。
起床してから行列に並び、実際に魚を買って帰るまで、、、の体験をそのまま記録したので、片瀬漁港の直売所がやっている朝市、気になる方にはイメージアップにこの記事を読んでいただければと思う。
ちなみに、魚好きにとっては非常に面白い所だと思うので早起きできる方は是非行ってみてほしい。
ローカル感あふれる朝市でお隣の江ノ島水族館よりリアルな魚を見られること間違いなし。また、普段スーパーでは見ない魚も売られるので新しい魚にチャレンジしたい人にもおすすめだ。
※2020年2月20日で直売所の販売が一旦終了し、不定期開催となったようです。
起床~暇つぶし~並ぶ
早起きして早めに並んでみる作戦
ネットで軽く調べるとどうも朝7時ですでに数人は並んでいるらしいとのこと。最近中々釣りに行けてない釣り友達も誘って早めに並んでみることにした。
よーし、7時前には漁港に到着しとこう!!と意気込んで早朝4:00に起床!!
そして始発近くの電車に乗車し(始発に乗り遅れた)、乗り継ぎ間違えてさらにもう一本遅れて片瀬江ノ島に到着。
先に到着した友人から「既にクーラーBOXが並んでる」との連絡が入り焦って駅からダッシュ!!
漁港に到着したのはAM6:38!!!
おー…
既に前に11人分並んでるー…
始発近い電車使ったのに10人以上先にいるとか、もしかして前夜から場所取ったりしてるのかな?それめっちゃシビアやん・・・
そんなことを思いながら12番目にクーラーBOXを置き行列への参加完了。
ポイント
夏の日曜日は7時前であっても行列10人以上いると思っておいた方が吉。
暇な時間で釣りをしDennysでモーニング
さて、暇つぶしに堤防釣りでもするかなー、と昨晩は考えていたものの霧雨が強くなってきてしまい、堤防釣りはキャンセル。
朝食もとってないので近くのデニーズでしばらく時間をつぶすことにした。
ポイント
近場にデニーズが7:00から営業している。モーニングは600円ほどなので時間つぶしの場所としておすすめ。
本日のお魚は!!
友人と、夏に行っておきたい釣りの話や仕事の話をしつつだらだらと時間を過ごしながら8:00を迎える。
「そろそろだな…」
そう、直売所が開かれる日は8:00くらいにメルマガで当日の水揚げ状況が配信されるのだ。
そして先週メルマガに登録してからほぼ毎日、水揚げされた魚は何かな~とワクワクしながら読むのが日課になっている。
お、きたきた!!今日の水揚げは…!?
今日のお魚は、スズキ・アジ・タチウオ・ヒラメ・コノシロ・マイワシ・水カマス・ムツ小・ホウボウなどです。
引用元:江の島片瀬漁業協同組合 直売所 「7月7日 今日のお魚」
活魚は、イラ・ハモ・タコ・マダイ・ヒラメ・スズキ・クロダイ・ウマヅラハギなどです。
んー……?
惹かれない・・・
スーパーで良く聞くラインナップが多すぎて全く惹かれないぞ・・・!!!
先週はムギイカとかマルイカとかカイワリとか魅力的な魚が揚がっていたのに今日に限って魚達のこのやる気のなさはなんなんだ。どうしたんだ片瀬漁港。もっとマニアックな魚を捕まえてきておくれよーーーー!!!
結局「・・・干物と刺身用にアジ買って帰るか」くらいのテンションに落ち着いた。
ポイント
その日何が水揚げされるかは完全に運。受け入れる気持ちも大切。
下見をしに漁港に戻ってみると行列が成長していた
大体15分くらい前には魚の選別から値付けまで終わって売られる魚の下見ができるらしいので、8:30くらいに漁港に戻ってみた。
お、人も増えてる。
クーラーBOXも33台に増えてる!!
日曜だからなのか分からないけど相当早起きしてでも魚を買いたい人が多いということはわかった。
ポイント
魚を選んで買いたいならやはり早めに到着して行列に並んでおきたい。
下見~いざ本番!!
売り物にならない雑魚の中に堤防釣りのターゲットを見る
漁港の一角に選別から外れた魚が入っている箱を見つけたので興味本位でチェックしてみる。
お、可愛らしいサイズの魚が沢山!
ミニサバやミニシイラ、身欠きのカマスにネンブツダイ…色々な魚が入っててテンション急上昇!!
このサイズは堤防サビキ釣りでよく釣るサイズだ。
まとめてもらって帰って全部唐揚げにしても晩御飯になりそう…!
ポイント
買わない魚もたくさん見られるので楽しいぞ!!
魚が小さい!!シイラが安い!!
15分前?くらいになると下見が解禁された。
あら、意外と魚種が豊富!!
やはり今日のメインはアジらしい。食べることを考えるとイワシもカマスも小さいな~。マイワシなのにサイズがカタクチイワシである。丸干して焼いて食べるか丸ごと揚げる感じかな。
カイワリも見つけたがまさかの手のひらサイズ。さすがに尻尾までの長さ含めて手のひらだと捌く気も食べる気も起きない(笑)
そしてやたら存在感を放っているこの魚。
異色のでかさと姿形。さらにグラム30円という超低評価。買っても得する気が起きないので敬遠する気持ちが非常に強い。
ちなみにこの日のラインナップはだいたいこんな感じだった。基本的に食べやすい一般的な魚は高めの設定のようだ。(当たり前か)
- アジ g150円
- ウルメイワシ小 g30円
- コノシロ g30円
- カイワリ小 g100円
- タチウオ g280円
- マルソーダ g50円
- ダツ g50円
- シイラ g30円
ポイント
一番楽しいのがこの下見タイムだ。色々と目移りするだろうが、どの魚を買うか順序はしっかりつけておこう。
アジとワカシと…
下見時に色々目星をつけつつ行列に戻る。
その後は先頭から順にざるをもらってお目当ての魚を手づかみでぽいぽい入れていくルールの様でみなさん豪快に魚をざるへ放り込んでいくという流れ。
1つくらいは珍しい魚を買ってみようかなぁ、、と悠長にそんなことを思っていると、数の少ない魚は小さい物でも最初の10秒ほどでほとんど無くなっていた。
おぉ、油断した・・・!!
基本の魚は押さえておかねば!!と、刺身用の大型アジを3匹、干物用に中型アジを5匹、それにもいっちょ刺身用にワカシを1匹チョイス。
うーんむ。買い物としては正しいこれだけだとなんだか物足りないなー・・・
レジの列に並んでいると、おもむろに巨大なシイラがどーんと置かれたので勢いで追加!!
ポイント
数が少ない魚は瞬間で消えていく。欲しいのであれば真っ先に向かって確保することが重要。
購入したあとは捌いてもらう
レジでそれぞれ魚の重さを測ってもらい、氷と一緒にビニール袋に入れてもらってそのままお会計となる。参考までにお値段はこんな感じだった。
魚種 | 数 | 値段 | 重さ |
アジ | 8匹 | 1,400円 | 900g |
シイラ | 1匹 | 700円 | 2.3kg |
やっぱりシイラが安すぎて食べるの怖くなってくるレベル(笑)
漁港の中央付近で購入した魚を下ろしてもらえるので、アジとワカシはエラわたウロコを取ってもらう。
シイラは食べ方から分からないので聞いてみると
「一番うまいのはバター焼きだね」
それじゃあ頭やわたは捨ててもいいかー、ということでこちらは3枚下ろしにしてもらい、氷と一緒に袋へ入れてもらった。
ポイント
買ってみたもののどう食べればよいかわからない魚も、捌く時に聞けばおすすめの食べ方を教えてくれたり、その食べ方にあうように下ろしてくれる。変な魚もとりあえず買う、というのも一手だ。
帰宅して食べてみた感想
帰宅後、早速夕食でアジとワカシのお刺身を食べてみた。
新鮮すぎて歯ごたえすごい・・・
釣り初心者あるあるだが、釣った当日は身が落ち着いていないので旨味もまだ出ていない。
そう、片瀬漁港の朝市は水揚げ→選別→直売をその日の早朝にすべて完結させるので鮮度が非常に高い。
なので食べるのは翌日からがオススメ。ちなみに当日たべるなら甘めの醤油(九州の方の)を使うと美味しい。甘めの味付けと高鮮度の歯ごたえのある刺身は不思議と相性が良いらしい。
そしてシイラはムニエル、漬け焼き、ほぐしてお焼きと試してみたがどれも美味かった。白身で嫌みのない味、なぜグラム30円なのか正直わからない。
ただ、サバ並みにヒスチジンを多く含んでいるという情報があるので、温度を決して上げることなく当日中に塩をするなり加工するのが良いようだ。
ポイント
非常に鮮度が良いため食べるタイミングはちゃんと考えよう。
(そしてシイラは美味しい。)
時間に余裕があるなら購入しに行く価値あり
ここまでが今回お試しで行ってみた片瀬漁港の直売所朝市の記録である。
魚の種類は多くて面白いし、安くて鮮度も良い。ただし早めに行列に並ぶ(クーラーBOXを置く)ことが大事なので早起きは必須と考えておきたい。なので早起き得意な方にはオススメできるスポットだ。
そして釣りと比較した時のメリットは体力の消耗が無いという点。
つまり帰宅後も余裕があるのだ。体力が余っているのでそのまますぐ調理に取り掛かることもできる。これ、帰宅したら意外と大事な要素だと思う。
色々な魚を買いすぎたらちゃんと食べ切る計画を立てよう
直売所では雰囲気に飲まれて色々な魚を購入できるだけ購入してしまい、帰ってからどうするかまで思いが及ばないこともあると思う。
その場合、自宅で一気に下処理をしたり、ちゃんと食べるにはある程度の計画化が必要になる。
そのあたりのコツは↓こちらの記事にまとめているので時間に余裕のある時にチラ見しておくのがおすすめだ。
よし、、またお魚を買いに行こう!!(しばらく釣りに行けないので)
追記:2019/09/01
また行ってきたところ、新しい発見もあったので再びメモ!!
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