クロムツはやっぱり美味しい
久しぶりにクロムツ沢山釣って食べたらやっぱりとても美味しい魚だった。僕の中ではアカムツと二大巨頭な存在だ。
現状、貸竿でも数を狙える船宿だと網代から出船しているつちそう丸が1番釣りやすい気がする。
次回もこの船宿で狙いたいので、色々と学びのあった先日の釣りの結果をベースに東伊豆エリアのクロムツを確実手に入れるための釣り方を考察する。
エリアは大体川奈沖~初島沖まで
先に釣りをするエリアを簡単にまとめ。
クロムツはおおよそ南沖、川奈沖、初島沖のエリアで狙うことが多い。
前回は初島沖で通しで狙い、日によっては川奈沖で試してから他のポイントへ移ることもある。
↓超おおざっぱだけどこのへんから初島あたりまでがポイントっぽい。
釣れる時期とタイミング
9月~11月まで狙えるが10月以降が本番
出船自体は9月から始まる。
ただ、ここ数年の様子だと最初の時期は釣れたり釣れなかったりとあまり安定しない傾向。
しばらくするとトップ30超えてきたりして釣れやすくなってくるので、日にちを選べるなら釣果を確認しながら「そろそろ釣れんじゃね?」という頃合を見計らった方が良い。
ちなみに2022年は9月末から数釣れるようになってきたっぽい。
暗くなってくる頃が最初の頑張り時
伊豆のクロムツに限らず洲崎エリアのクロムツも同じだった気がするんだけど、明るいうちはあまり釣れない。
暗くなってくるあたりが活性が上がるようなのでこの時間帯は釣りやすいかも。
完全に暗くなると今度はスミヤキが出てきたりするので外道対策が必要。
高鮮度のサバ餌は超重要アイテム
このエリアのクロムツ釣りにおいて最も重要かもしれない要素が「サバ餌」。
なるべく早くサバを釣って2匹分切り身エサを用意する
船宿支給のサバ餌はあるものの、釣れたサバで作ったサバ餌への食い付きの良さはハンパない。
前回は餌を変えた途端に着底数秒後にクロムツ反応がきて入れ食いっぽくなった。
この餌があるかないかで難易度が一段階変わるのは間違いない。
釣れたサバの最初の2匹はさっさとさばいて切り身エサをたっぷり作っておこう。
大きすぎると針掛かりしにくくなる
切り身エサを作る時に「エサ、大きい方が釣れる魚も大きくなるんじゃね?」と思って試してみたところそんなに上手くはいかなかった。
エサが大きいと食い付きが針まで届かず、針掛りしにくい。待っていると今度は飲み込まれてハリスを切られることもあった。
ということで、船宿のサバは結構小さめのカットにしてあるので、それと同じサイズで魚が一口で食いつけるくらいがおすすめ。
誘い方と針数はスミヤキとサバ次第
基本は棚をゆっくり上下させて静かに誘う
ベーシックな誘いは底から探る方法。
- 着底したら1m上げて少し反応を確かめる。
- そこからゆっくりと1m聞き上げてからまたゆっくりと下げる。
- 1m巻いて繰り返し
こんな感じで棚の上限までゆっくりと反応を探っていく。上限まで来たら今度は誘い下げていく人もいた。
スミヤキがいる時に大きな誘いはマジでNG
クロムツの釣り方を調べると、聞きあげてからストンと落としてリアクションバイトを狙う方法が紹介されている。
確かにこの誘い、クロムツの釣り方としては王道に近いかもしれない。が、基本的に東伊豆ではやらない方が吉だと判断している。
この誘いはクロムツ以上にスミヤキにめちゃめちゃよく効くため、スミヤキ祭りになる可能性が高い。
さらにスミヤキはPEラインにもよく反応するので頻繁に高切れを起こすリスクが上がる。
ストンとしてから数秒後にフッと軽くなった時の無念さは結構でかいので、以下に該当しない場合はこの誘いは禁止しといたほうが良い。
- スミヤキを超釣りたいとき
- スミヤキの反応が全く無いとき
- 仕掛けの予備がたんまりあるとき
サバが良く釣れる時は2本~1本針
用意する幹糸の仕掛けは3本針用のものを用意して、状況に応じて針数を変えていく。
特に邪魔が無いなら3本針で良いけど、サバの群れに遭遇した時は2本、場合によっては1本に変える。
仕掛けのフォール中にサバが掛かったら釣りにならないし、クロムツが掛かっても巻き上げ途中でサバが他の針につくと思いっきりクロムツが振り落とされることもある。
ちなみに1本針にするときは下から2つめの針を残すと良いかも。クロムツは底スレスレより浮いてることも多く、かといって上すぎるとサバやスミヤキが来るので間をとって下から2つめ。
予備の仕掛け、ハリス、オモリの準備は必須
クロムツもスミヤキも仕掛けをボロボロにしてくる
クロムツ、スミヤキどちらも歯が鋭く、1匹釣れるとたいていの場合針付近のハリスに傷がついているのがわかる。
少しだったらそのまま使えるが、なるべく交換していったほうが良い。
ちなみに自分で用意する場合、↓これくらいは準備していきたい。
仕掛け | 予備ハリス | オモリ |
3セット | 20セット | 3セット |
高切れするとオモリと仕掛けを一気になくすので要注意。2回は高切れにやられる可能性を踏まえて両方とも最低3セットはほしい。
ちなみにオモリは船宿で買うと1個500円だった。
予備のハリスも直近では予備を10個以上切られたり飲まれたりしていたので十分に用意していったほうが良い。
船宿でも仕掛けは買えるが予備ハリスだけ売ってるというのは聞いたことがない。ので、ここは自分で準備が必要かも。
幹糸とハリスは細目で、針の種類は色々トライしてみる
あと次の釣りに備えて考えているのはラインの太さ。細目で頑張ってみたい気持ちが強い。
次は幹糸8号、ハリス7号
おそらくどの魚に対しても「誘いをかける」という観点では幹糸とハリスは細い方が有利だと思う。
そこに操りやすさや、魚が掛かってからのハリス切れ防止やヨレにくさといった要素を加味して太さが決まる感じ。
つちそう丸では幹糸12号、ハリス8号とやや太めが船宿推奨になっているのでこのあたりを細くする選択肢は考えても良さそう。
例えば市販の中深場の仕掛けだと幹糸8号、ハリス6号のバリエーションがある。
クロムツなら…幹糸は噛まれることもほとんど無いはずなので8号の破断強度で十分かも。
オモリ120号で3本針、仕掛けの全長はおよそ3.5mなので12号みたいに太くしなくても手前マツリの心配は少なそう。取り込みも多分大丈夫…?かな…?後は風も穏やかなら8号良さそうだな。
ハリスの太さは歯で切られるのを防ぐ役割もあるのであまり細くはしたくない。6号より少し太めで7号とかにしてみよ。
幹糸の仕掛けは12号と8号の2種類、ハリスは全て7号統一かな。
仕掛けの使い分けは針交換がメインになるかも
まだあんまり練ってないけど場面によって使う仕掛けは変えていきたい気持ち。
ベースは極ムツ17号、ホタ針light16号。
ホタ針は今回初導入で、ラインを切られにくい針らしいので効果に期待!
日暮れ時
サバなどの外道が少なく(期待)、クロムツの活性が上がってくる時間帯。
積極的に攻めていけそうなので仕掛け8号3本針。サバが掛かったら1番上の針は外す。
ケイムラ系の針試してみるのも面白そう。
反応が薄い時
仕掛け8号、3本針。基本はよく使ってる極ムツ17号かホタ針Light16号で。
これ以上馴染みやすい針もなさそうだし、ラインの太さは変える気無いし。
うーん、この時点でサバ餌が作れていれば打つ手なし…?
後は針をケイムラ赤にしてみるか、銀にしてみるか、ケイムラパールにしてみるか、とかくらい。
仕掛けが切られまくる時
原則、ハリスが切られる分には特段問題ない。それだけ活性が高いということなので、あまり気になるようなら針のサイズを1つ大きなものに交換するかハリスのサイズを8号に変えるか?
でもハリスは今回7号に揃えるし、ハリスが切られるのはアタリに対して合わせるのが遅いとか置き竿にしてるとかが原因だと思う。
なので基本は合わせのタイミングを少し早めにする。
置き竿じゃないとキツイ状況なら、針をホタ針に統一するのが有効な気がする。
こんな感じですかね。
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