この記事を読めばヤリイカとスルメイカを間違えることはもうありません
※今回はですます調で書いてみました。特に理由はありません。
先日ヤリイカを釣りに行った際、友人からこんなことを聞いたのです。
「俺、正直イカの区別がつかないんだよね。ヤリイカとスルメイカの違いが分からん(笑)」
イカを釣る船に乗った後に言うなよwと思ったのですが、確かに僕もまじまじとこの2種を比べたことは無く、今までスーパーでは雰囲気で判断していたかもしれません。
スーパーでは大抵ラベルに「ヤリイカ」「スルメイカ」「ケンサキイカ」みたいに種類名書いてあるから迷わないと思います。
が、結構いるんじゃないかと思うんですよね。イカの見分け方を知らない方。
今回はそんな方向けに、イカが釣れた後恥をかかないためにも、ココに注目すれば1000%ヤリイカとスルメイカを見分けられる!!という両者の違いをとても丁寧に解説してみようと思います。
ちなみに調理する方であれば、ヤリイカとスルメイカを見分ける技術は必須です。
なぜなら食味が全く違うから。
この記事はこんな方向け
- イカを沢山釣ったけど、どれがヤリイカでどれがスルメイカなのか分からない
- ヤリイカとスルメイカの違いを知ってるんだぜ!と知り合いに自慢してみたい
ヤリイカとスルメイカを見分けるポイントになる4つの違い
違いその① エンペラ
エンペラとは何ぞや。俗に言うイカの「耳」と言われる箇所です。写真で解説すると赤丸で囲っている箇所です。
ヤリイカとスルメイカ両者のエンペラを比べてみましょう。
ヤリイカ・・・結構長めです。
スルメイカ・・・短くて先っちょにあります。
正直エンペラで見分けられない人がいるとは思えないほど全く違います。これは文章をだらだら書くより目で覚えた方が早いので、この写真をしっかり目に焼き付けておきましょう。
違いは歴然としていますね。形もそうですが、スルメイカの方がエンペラの位置が先のほうにちょこんとついているようになっています。形+位置で見分けると良いかと。
違いその② 足の長さ
エンペラの違いが良く分かりません・・・という方がいた場合に次の見分けポイントをお伝えしましょう。それは足の長さです。足とは、ようするにゲソです。
これも写真を見てみましょう。もはや全くの別物ですね。これを見てヤリイカとスルメイカを間違える人がいるでしょうか。(いや、いない)
ヤリイカ・・・短く華奢です。
スルメイカ・・・長く太いです。
イカの下処理の際、足から吸盤をこそげ落とすのですが、スルメイカは結構吸盤が大きいです。鮮度が良い状態だと、素手で優しく扱ってるとやや痛いこともあるので注意しましょう。
ヤリイカはそんなに吸盤強くないので気にすることはありません。
違いその③ 目のまわり
実は目を見てもヤリイカとスルメイカは全然違います。
ヤリイカ・・・黒目と白目にくっきり分かれてます。
スルメイカ・・・黒目オンリー。ヤリイカなら白目の部分は模様が入っています。
実際に写真を見てみるとよ~く分かるかと。
違いその④ 獰猛さ
これは釣った人にしか分からない活きイカの状態での見分け方。
ヤリイカ・・・おとなしい。
スルメイカ・・・足を盛んに動かしてスキあらば噛みつこうとする。
釣り上げたら基本的にイカは触らずツノをひっくり返してそのまま生け簀にドボンとするので両者の違いはあまりピンとこないかもしれません。
違いが一番分かるのは活け締めするとき。イカを外に出すとヤリイカは基本おとなしいのに対し、スルメイカは超動きます。
特に足。さっさと活け締めしないと道具もろとも絡めとって噛みつこうとしてきます。要注意です。
ちなみにクーラーボックスに入れても違いは歴然。禍々しい悪魔の手先の様なオーラを出しているのがスルメイカ(笑)
まとめ
改めてヤリイカとスルメイカの違いをまとめてみると↓こんな感じです。
4つの見分けポイント | ヤリイカ | スルメイカ |
エンペラ | 長い | 短く先端に寄る |
足の長さ | 短い | 長い |
目のまわり | 黒目+白目 | 黒目のみ |
獰猛さ | おとなしい | 非常に獰猛 |
あとは実際に釣って、ヤリイカとスルメイカの違いを自分の目で確かめてみましょう。雰囲気が分かってくるとすぐわかるようになります。
実は釣れた時には両者では色が違ったり、胴回りの太さが違ったりと細かい違いはまだ他にもあるので、実物を見て比べてみるのも面白いと思います!
そして、これでもうスーパーでラベル表記間違いがあってもすぐ店員さんに指摘できますね!しばらく釣りに行けない方はスーパーに行って両者比べてみてください。獰猛さは微妙だと思いますがその他の違いはよくよく見てみれば「確かに!」となるはずです。
これであなたもイカマニアの仲間入り!!
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