【仕掛けから餌から誘い方まで】東伊豆クロムツの釣り方考察【つちそう丸】2020/8/26 版

釣るぜクロムツ!!船宿
釣るぜクロムツ!!

東伊豆のクロムツは初めてなので洲崎クロムツと同じく入念に下調べ

萬栄丸クロムツ、まさかの貸し竿受付停止

僕の中で美味しい握り寿司のネタNo1はいまだに圧倒的にクロムツなんだけど全く釣れない。

キンメ・クロムツ狙いの深場五目船に乗っても、良型の美味しいキンメは釣れたりするけどクロムツは一向に気配なしのまま前回の萬栄丸クロムツから1年が経過してしまった。。

久しぶりにクロムツをいい加減食べたいと思い、初夏のあたりからクロムツを釣りに行きたくてしょうがなかったので再び萬栄丸に予約の電話を入れてみる。

と・・・「夜は暗くて指導できないから貸し竿の受付を止めることにした」と謝られたw

HPにそんなこと書いてなかったので完全に予想外だったが、まあそれが船宿の方針か。新規のお客さんを受け付けないのも結構思い切った判断だなー・・と思いつつ、ほかにクロムツ専門で狙ってる関東の船宿が無いか探してみることに。

伊豆に半夜クロムツで出船するつちそう丸を発見!

千葉がだめならあとは小田原以南の東伊豆エリアでどうかと探していると・・あ、あった。

あったよ!つちそう丸!!

こちらも半夜船でクロムツ出船していて、遠征もするような結構大型の船で行けるらしい。貸し竿があるのかどうかHPを見ても分からなかったので問い合わせてみると「あります」とのこと。

貸し竿料金は2000円、良心的な価格。リールが手動か電動かまでは未確認だけどある程度の深さは狙うことになるのでできれば電動がありがたい。

そして東伊豆でのクロムツ狙いは洲崎と違うところがあるのか確認しておくことにした。

基本は胴突き仕掛け3本針。船宿指定は毎年マイナーチェンジかも

まずは船宿が指定している仕掛けを確認してみた。一般的な深場五目の釣りかたと同じで胴突き仕掛けを使うようだ。

2020年版の仕掛けはつちそう丸の釣果ブログにこのように書かれてる。

仕掛け・・オモリ120号、幹12号1、2メートル、枝8号50センチ、針ムツ針16、17号

3〜4本まで!

引用元:つちそう丸の釣果ブログ

そして、どうも毎年微妙に枝スの長さが変わったりしてるっぽい。釣りビジョンの紹介ページとかの情報を見てまとめてみると多分こんな感じで変化している。

オモリ幹糸枝間枝ス針数捨て糸
2017年120号10~12号1.5m8号80cmムツ針16号3本なし(ダブルスナップサルカン)
2019年120号12号1.5m8号60cmムツ針16号3本なし(ダブルスナップサルカン)
2020年120号12号1.2m8号50cmムツ針16号3~4本なし(ダブルスナップサルカン)

枝間や枝スの長さは短め

枝間や枝スの長さが変わっていて、2020年はどちらも短いようだ。とくに枝スは2017年の80㎝からなんと30cmも短くなっている。取り回しやすさなのか、あまり枝スの長さは釣果に関係なさそうと言うことなのか気になる。

枝間も、2020年は2019年までから30cm短い。こうなると攻める棚の範囲が小さくなることもありそうなので針数の指定を増やしているのかも。

仕掛けの針は多くても4本

針と言えば萬栄丸の指定は3本~5本だった。つちそう丸も3本~4本とあまり多くない。

夜釣りで視界があまりよくないから、そして夜は風が出やすく取り回しやすさ、手返しの良さを重視した針数ということなのだと思う。

そして、下針にクロムツがついても巻き上げ途中でサバが掛かり振り回されてクロムツが外れてしまう、なんてことがあるらしい。そんな時は上針をとって1本針にした方が釣れるとか。

そんなケースも考えると色々な状況に小回りの利く3本針が妥当かな。

オモリの重さや捨て糸なしのところは常に変わらず

オモリは常に120号。潮によって150号とか微妙に変えてきたりしないようなので120号を用意すれば大丈夫そうだ。

結構サバの猛攻があることもありうるらしいので、黒塗りのサバ回避型のオモリは1個持っておこう。特餌ならぬ特オモリってことで。

そして捨て糸が無く、代わりにダブルスナップサルカンを採用している。なので下針は着底後かなり下を攻めることができるということ。裏を返せば根掛かりリスクもそれなりにあるということ・・・。

ただ、伊豆のクロムツも食いが良いと10mあたりまで浮上するようなので、あまり底付近ばかり狙わないようにしたい。大型は上の方にいるという情報もあるので捨て糸があるタイプの仕掛けでも良いかな、とは思う。

市販の仕掛けで用意するなら夜クロムツの仕掛けが良さげ

ここまでのところを踏まえた仕掛けで販売されているものでよさそうなものが1つ見つかった。南房・伊豆の夜クロムツ用として作製された仕掛けなのでシーンとしてはターゲットど真ん中な仕掛け。

幹糸10号、枝間1.2m、枝ス8号50cmで3本針2組入りとなっていて捨て糸が1m。捨て糸は15cm程度に結び直せば船宿指定のスペックにより近づきそう。

幹糸が12号ではなく10号なのですこし細目かな?と言う気もするけど、まあそこまで大きな変化がある気はしないので問題ないと思う。

ということで2つほど買ってみた。

そしてクロムツや外道の鋭い歯で結構ズタズタにされやすいらしく、針とハリスのセットは多めに用意して交換していくのが良いみたい。8号ハリスと16、17号アカムツ針はあるので10個ほど作ってみた。

後はパワー親子サルカンの3×4、スナップサルカン#6くらいの組み合わせで幹糸部分も3個ほど余分に作っておけば現場で替えが効きそうだ。

ちなみに12号、8号ともにハリスをそろえるならSEAGERがお手頃。

船宿からの支給餌はサンマの切り身のようだけど今年はさすがにサバ?

船宿から支給されるエサは毎年サンマの切り身になっているようだ。

でもここ数年サンマがすっかり高級魚扱いになってしまうほど全く漁獲されていないのでさすがに今年からはサバの切り身に変わってる気がする。

つちそう丸ではまな板が備え付けてあって、釣れたサバを自分でさばいて切り身餌として使える。そちらの方が食いが良いみたいなので今回小さめのサバが釣れたら積極的に餌に変えていこうかな。

おろした後のサバのあら的なものはその場で捨てるとサメが寄ってくるので捨てないのがルールなようだ。

こんな感じにサバの切り身が山盛りかもよ

誘いは広めの棚を探るのがコツかも

最近はサメに邪魔されて棚が安定しないらしい

伊豆のクロムツも洲崎のクロムツと同様に10mほど上の方まで上がってくることがあり、高い時には10m~15mに集まることもあるようで棚が定まらないこともある。

最近も明かりにサメが集まってきてしまうようで、サメが集まるとクロムツの反応が落ち着かず棚が定まらないようだ。

基本の棚はとりあえず1m~3mのようなので、まずは着底してから1m巻き上げ、そこから1mあげて50cmストンとおろす、を6回繰り返す。これで棚1m~3mを探ったことになる。

この誘いを数回繰り返して反応が無ければ棚を少しずつ上に持っていくと棚広めの探索ができそう。18回繰り返せば10mまで探ることになるので最大18回の動作と覚えておけばむやみに棚の上を攻めすぎることもないかな。

誘い2回で1m上昇と覚えておこ。

後は置き竿の方が釣れることもあるらしい。着底後2mほど巻き上げてあとは待つのみ。これで釣れ続けることもあったようなので、当日どの棚、どんな誘いでクロムツが食いついてくるかをどれだけ早く掴めるかで釣果が大きく変わりそうな予感。

まずは船長の指示棚を聞いて、その範囲でストンと下げる誘いとゆらゆら漂わせる誘いの2パターンで攻めてみようかなー。

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