活〆メバルなら一度は薄味で上品に食べてみるのがオススメ!
活け締めメバルを手に入れたらお刺身も良いけどやっぱり王道の煮付けにして食べたいですよ、、、ね!!
ただ、煮付けって色々なご家庭の味もあるし、煮汁を濃くした方が良い場合も薄くした方が良い場合もあったりで本当にバリエーション豊かな料理。
メバルを煮付けで食べてみたいけどどんなレシピが良いのか良く分からん!という方も結構いるはず。
僕も脂ののった魚かどうかとか、風味の濃い青魚か淡泊な白身魚かどうかとかで結構バランスを変えたりするし。
そこで今回は春が旬とされているメバルを薄味で味わうための煮付けの作り方を紹介。
加熱時間はトータル9分!!下処理を先に済ませておけば後は意外と簡単に作れる煮付け。
そして付け合わせはメバルと同じく春が旬とされる食材であるワカメ!
ワカメって煮付けに加えると煮汁を吸って超美味しくなるので優秀な食材です。このレシピを見て「ほほう!!」となったらぜひお試しを。
なぜ薄味の煮付けにするのか
塩分取りすぎ対策ってのもあるんだけど、メバルは上品な白身と独特の香りが持ち味の魚なのでせっかくなら薄味で楽しんでみるのも良いんじゃない?というのが薄味にしてみる理由。
メバルって・・・
- 白身
- クセが少ない
- 身が骨から離れやすい
- 食べるところが多い
といった感じでかなり優秀なお魚なので、せっかく上品な味わいを持っているメバルを高鮮度で入手できた場合は、薄味で食べると「メバル味わってるぜ感」を堪能できるかと。
もちろん濃いめの味付けも美味しいです。
この記事はこんな方向け
- 良いメバルを手に入れたので煮付けで食べてみたい!
- いつも煮付けが同じ味になっちゃうのでたまには違った味で食べてみたい!
- 最近塩分の取りすぎが気になってるけど煮付けは食べたい!
材料(メバル1匹分)
- メバル 1匹200g~230g(25cmくらいで内臓を抜いた重量)
- ワカメ 30g~50g(戻した状態)
- 水 200ml
- 酒 50ml
- 醤油 15ml(大さじ1)
- みりん 15ml(大さじ1)
- 砂糖 4g
酒、醤油、みりん、砂糖の割合は↑これが我が家の標準的な煮付けを作る時の黄金比。全体的に濃くしたいならこの割合のまま量を増やせばOK。酒やみりんが無い時は醤油15ml、砂糖5~6gでもいける。
ワカメは見た目このくらいあれば十分だと思います。
レシピ
下準備をしておく(特にメバル)
- メバルはエラ、内臓、鱗を取っておく。魚屋さんで購入するなら「煮付け用で!」と言って処理してもらうのが一番簡単。
- 塩蔵ワカメや乾燥ワカメは戻しておく。
ちなみにメバルの鱗は超取りやすいけど、ヒレのまわりや頭付近の鱗まで丁寧に取るのは鱗取りや包丁でもやや面倒。端っこや細かいところの鱗はスプーンのようなものを使って取るのがオススメ。
メバルは根魚系の魚の中ではやや血が多い気がする。腹を開いた後に、中骨付近の血合いも骨抜きや歯ブラシを使って流水で洗い流した方が良い。
9分で煮付けにする
1.材料を沸騰させる
「水、酒、醤油、みりん、砂糖」全ての材料を鍋に入れて火をつける。強火でOK。
2.メバルを入れて7分煮る
煮汁が沸騰したらメバルを入れる。
そのままクッキングシートを被せて7分煮る。
火加減は泡がたってメバル全体を覆う状態を維持できるくらい。この泡がメバルを覆うようになってないとメバルの表側に味が入らないので、ここはお気をつけポイント。
↓約7分経つとこんな感じ。7分経過するまでに水気が無くなってしまいそうになったらすぐに水を50ml追加する。
3.落し蓋を取り、ワカメを加えてさらに1~2分ほど煮て完成。
ワカメを入れて1~2分ほど、すこしクツクツと煮たら完成!!ワカメが煮汁を吸って柔らかくなって何とも言えない美味しさになる。
このレシピの不思議ポイント
今回のレシピは、「普通魚の煮付け作るならこれ必要でしょ?」というところを飛ばしている。なんとなく不安になる場合もあると思うので、メモ的に書いておく。
下処理で臭み取りはしなくて良いの?
臭み取りは文字通り魚が臭みを持っているときに行う処理。今回は臭みの出にくいメバルを使っていることと、高鮮度の状態(刺身で食べられる状態)であること、また、血合いの処理もしっかりしていることから、熱湯や塩を使った臭み取りはしていない。
なので・・・↓こんなケースなら、熱湯に少し浸した後、冷水で洗ってから煮付けにした方が良いと思う。
- 匂いの出やすい魚とか、もとも強い匂いを持っている魚を扱う(サバとかブリとか)
- 魚の鮮度に不安がある(エラ、内臓、鱗を取った状態で臭いが気になる時)
生姜入れないの?
生姜を入れることによる効果で分かりやすいのは2つ。1つは臭み消し、もう1つは香りづけ。
臭み消しは先に書いた通り、今回は必要ない魚を扱っている前提なので生姜は入れなくてOK。
じゃあ香りづけとしての生姜は?と言うと、生姜の香りが欲しければ入れれば良いので「好みで!」となる。
ただ、メバルとかカサゴの場合は皮目に特有の美味しそうな香りが感じられるので、個人的には生姜は入れない方がその魚らしさを味わうことができて好き。
今回のレシピもメバルっぽさを味わうために薄味にしてるので、まだ試したことが無い場合は生姜を入れずに食べてみるのがオススメ。
まとめ
今回はお刺身で食べられる鮮度の活け締めメバルを味わうために薄味の煮付けを作ってみた。
脂ののった金目鯛とか青魚特有の濃い香りと旨味のあるサバ相手だとまた全然違う味付けの煮付けになるんだけど、白身で上品なタイプの身質の魚なら今回の作り方と同じ感じで美味しく作れるはず。
メバルの他にもカサゴ、ハタ、クロソイ、マゾイといった根魚系列の魚を手に入れたら試しに作ってみよう!
意外な魚の美味しさを発見できるかも!!
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