カツオのアタリを積極的に出す効果はどこにあるのか
今回のカツオ釣りで気になることがあった。
僕が出せたアタリはわずか3回。対して友人は7,8回のアタリを出していた。釣果でいえば3本、4本とあまり大きく差がでなかったものの、アタリの数がなぜここまででたのか。
左舷ではたぶん友人が一番おおくアタリを出していたと思う。僕やほかの釣り客は大体3,4回くらいしかアタリを出してなかったはず。
友人が今回、多くのアタリを出せたのはなぜか・・。来年のカツオに向けて改善点を探すべく、今回のアタリを左右した要因をちらっと考えみたい。
アタリの差として考えられる要因はハリス、餌、棚・・・?
釣りを振り返って怪しそうだな、、と思ったのはハリスの太さや餌と針のバランス、そして棚どりの3つ。
①ハリスの太さは関係あるのか
今回自作で用意した仕掛けはカツオがハリスを見始めた場合に備えたもの。庄治郎丸船長のブログにも、カツオが活性低かった時に「8号や10号のハリスを用意しておいた方が良いかも」というコメントがあった。
また、友人の隣で釣っていたベテランのおば様曰く「16号は太すぎる」とのこと。状況によってハリスを見切られる場合があるのは間違いない。
だけど、友人は16号ハリスだけでアタリを出していた。僕も16号で2本、12号で1本と、ハリスの太さが違うから釣れた・・という感触は感じられなかった。
自作で作ったハリスは12号と8号で、市販の仕掛けは16号。8号も使ってみればもしかしたらまた釣果が変わっていたのかな?
うーん、、でも16号ハリスであれだけ友人がアタリを出してたし、今回の場合はハリスの太さはあまり関係していなかったように思う。
②餌の付け方で食いが変わったのか
オキアミを使ったエサの付け方も考えてみる。カツオを狙う時の付け方も結構パターンあるんだけど、大体こんな3パターン
- 1匹掛けで針先出す(一番のノーマルパターン)
- 1匹掛けで針先隠す
- 2匹掛けの抱き合わせとか(向かい合わせとそうでない付け方の2通りがある)
これ、今回はあまり関係なかったのかもしれない。
1匹掛けで針先出すパターンでも、2匹掛けのパターンでも食ってきた。友人は1匹掛けで針先隠すパターンと2匹掛けのパターンだったが、どちらの方が食いが良かったということも無かったらしい。
ただ、針が太すぎるとばれるかもしれないとは思う。途中で針が外れるという意味のばれる、ではなく、カツオに見切られるという意味。
カツオはコマセなのか針のついた餌なのかを見分けることができるというのは事実で、針先を隠す付け方を好む人も結構多くいる。
この点で、今回自作仕掛けに使ったKINRYUのヒラマサ針が軸が太すぎたというのがアタリを遠ざけた原因となっている可能性は否定できない。
今回のヒラマサ15号は太軸設計だったため、当たれば心強いのがメリット。一方で餌のオキアミを付けにくいというデメリットがある。庄治郎丸のように自分で用意しない限りコマセを付け餌として使う場合はオキアミが凄くつけにくく、どうも不自然な感じになりやすかった。
オキアミも丁寧につけないと、カツオに見抜かれやすい気がする。
③実は棚取りや誘いが大事だったのではないか説
釣りが終わり、友人に聞いてみたところ彼の感触では「棚取りだった気がする」と言うことだった。
指示棚が5~10mだった時は7m~5mあたりで食ってきたらしい。浅めの棚で待ち構えるのが吉だった可能性あり。
ちなみに今回の誘い方は指示棚から2m落したら2m巻き上げ、そこから1mずつの2回しゃくって止める、という動作を2セットというもの。12mまで落とし、10mまで巻く。そのあと2回、1mずつしゃくりあげる。8mでいったんストップ。
僕は8mで結構長めに待っていたが、友人は早めに浅めの棚も探っていた。ここが違った可能性がありそうだと思った。友人の左のおばさんもそんなに広い棚をこまめに探ること無く結構じっくり待つタイプだった。
今回のカツオは棚を広く探った方が釣れるのかもしれない。特段ハリスや餌を見極めたりすることは無いが、棚が結構散らばっていて、頻繁に広めの棚を探るようにしないとカツオの目に止まらなかった・・ということなのかも・・・?
今年のカツオはサイズが小さい傾向
ところで例年より約1か月ほど遅れてカツオが釣れだした今年の相模湾。各船宿の釣果を見ていて思ったが、カツオ・マグロともにサイズは小さめだ。
昨年僕が釣ったカツオは約2.5kg~3kg。まわりもそれくらいが平均の大きさだった。
対して今年は1.5kg付近が釣れているサイズの平均のようだ。ちなみに今年釣った3本は1.5kgが2本、1.7kgが1本。入ってきたカツオの群れでサイズが大分違うようので、食い方やお腹いっぱいになる速さもちょっと昨年とは違うのかもしれない。
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