美味しいイカと怪物の様な魚を送ってきてくれた定置網
初めてのヤリイカで見事に撃沈したため魚に対するテンションがやや下がり気味だったところで何とか美味しいイカを手に入れたい!と思い立つ。
だが活イカだけを買おうとすると4杯で8000円とか法外な高さでしか流通してなさそう・・・むむむ・・・
正直イカを手に入れるだけでここまでの出費はお財布と心に優しくないので、鮮魚セットで取り寄せられないかな、と調べようとした矢先に思い出した。
そういえばあった、2月頃に取り寄せた鹿渡島定置。
あの時送料込みの6000円で頼んだら怪物のようなスズキとタラ、そしてヤリイカとコウイカが送られてきた。
最近の水揚げ情報を見るとアオリイカが来ているようだし、、
今回もここに頼んでみるか…!!
この記事はこんな方向け
- 大きな鮮魚も頼める鮮魚セットが知りたい!
- 鹿渡島定置の鮮魚セットはどんなラインナップが来るのか知りたい!
鹿渡島定置は魚が大きい
大きい箱に大きい魚が最大の特徴!!
以前購入したのは鹿渡島定置の6000円コース。前回は少量の魚種で(一般人から見ると)巨大な魚が送られてきて正直捌くのに苦労した思い出がある。
今回も同じコースを頼むが、イカはさすがに普通のサイズだと思いたい。
おそらく1尾はまな板を大きく超えるサイズでくるはず!今回も油断せずに臨みたいところだ(笑)
到着前にラインナップがメールでわかる
ちなみに、鹿渡島定置は漁師さん直送市場のサイトから購入。
ここのサービスは他の漁師さんからも購入することが出来るので楽天やAmazon、ふるさと納税では頼めない漁師さんを探して開拓することができる。鮮魚セットフリークなら是非とも使うべきサイトの一つ。
そして発送されたら、到着前にメールで梱包した魚についても連絡が入る。
鹿渡島定置だけのサービスなのか漁師さん直送市場自体の運営のサービスなのかは分からないが、魚が到着する前に何をどうするかの作線を練り始められるので僕としては非常に助かるサービスだ。
今回のラインナップ
早速頼んで発送メールを確認すると、今回のラインナップは↓こんな感じとのことだった!
魚種が少ないことからおそらくヒラマサが一般家庭では扱いにくいサイズで来そうだな・・・先にヒラマサをどうするか考えておくかな・・・
- ヒラマサ
- ウスバハギ
- サゴシ
- アオリイカ
魚が到着!!
ほらやっぱり大きい!!!!
この時点でいつもの(他の)鮮魚セットと趣が違う!!!
そして中を見てみると🦑イカが!!!!!!
それ以上に怖い怪物みたいな見た目の魚が!!!!!!!(笑)
魚ごとに下処理&調理!!
イカが釣れなかったうっぷんを晴らすためにも早速さばきにかかる!!
サゴシ(サワラ)
サゴシは昔島根のどこかから鮮魚セットを取り寄せた際に身割れしていた悲しい思い出があったが、今回は一切身割れなし。
試しに切り身を少し醤油で食べてみても一切危険な感じはない。
鮮度は上々のようだ。が、そこまで刺身にこだわるものを感じなかったのでサゴシは味噌漬け行き。
ウスバハギ
カワハギとウマヅラハギの仲間で肝を利用できる巨大魚。
身が大味で肝の大きさもカワハギと大差ないため市場価値がすこぶる低いというネット情報があったがそれにしてもデカい。。
見た目もまさにモンスター。骨の入り方もザ・魚な感じは一味違ってさばき辛い。
そして肝のまあ綺麗なこと!!
肝が非常に大きく約100gあり、しっかりかたく、恐ろしいほどの鮮度。
3等分して2つは冷凍。1つは翌日の寿司ネタに使おう。冷凍した肝は味噌汁や鍋に溶かして使えばリッチな晩御飯に変身するので重宝する。
身も非常に沢山とれるので、寿司用、鍋用に切り分け、あまりがでたら幽庵地に漬けて冷凍保存がよさげ。
アオリイカ
なんともリッチに3杯入ってきた。メール解説によると墨も非常に美味しいらしいが下処理中に2杯分の墨袋を誤って傷つけてしまいキッチンシンクが真っ黒に。。。
折角3杯あるので肝も使って少量のイカの塩辛を作ろう。
ゲソや目の周りは翌日お昼のイカ墨リゾットの具材に。食べるのは翌日になるので水分をふき取ってボウルに入れておく。
エンペラと胴の部分は皮むきまで済ませたら水気を拭いてラップに巻いて氷温冷蔵。寿司や刺身にして、1杯分は冷凍に回す。イカは下味なしで冷凍しても味が落ちないのですぐに食べきれないなら積極的に冷凍にもっていきたいところ。
ちなみに表側の薄皮が非常に剥きにくいので包丁で細かく格子模様をつけるのがオススメ。
ヒラマサ
デカすぎてさばくのがもったいない(笑)
とりあえず頭部は出汁行きで、かまの部分は今夜煮付け。後は寝かせながらゆっくり刺身、寿司、塩焼き、幽庵焼きなどで楽しみたい。
魚体がここまで大きいのでおそらく3日後までは生で違和感なく食べられると思う。
4日目でも刺身OKでした
結局4日目まで刺身や寿司で食べてみたが、全く問題ない。気にしながら食べるとわずかに魚特有の臭いが出始めているがこの状態で寿司にすれば旨味が最大の状態で味わえると思う。
ちなみに「ヒラマサ×保存」で検索すると釣ったヒラマサを何日寝かせられるか検証してみた記事があるが、今回は11/14に水揚げされたヒラマサを頭部を外してペーパー+ラップでくるみ毎日取り換えながら寝かせた状態で11/18で問題無く刺身を食べられた。魚の重量は2.5kg~3.0kgである。
つまり2,3kgのヒラマサについて、釣った当日を0日とした場合、適切に処置をして寝かせれば4日目までは普通に食べられるはずだ。
ただし、魚の熟成可能期間は魚の身質や致死条件以外にも、魚自体の大きさが結構大事な要素になることがある。そのため今回の結果はヒラマサの大きさがあってこそだったかもしれない。
まとめ
相模湾のヤリイカがボーズに終わったことから勢いで頼んでしまった鹿渡島定置の鮮魚セット。
頼んで一切の後悔が無いラインナップでした!!何より鮮度が非常に良い!!
ウスバハギの肝があそこまでしっかりした状態を保っていたのも驚き、ヒラマサの持ちの良さやサゴシの身割れが全くないというあたりも、魚の処置の良さを感じる。
一般家庭のまな板では魚が大きすぎるので捌くのが少し難しいこともあるかもしれないが、そこも含めて楽しめる人向きだと思う。
鹿渡島定置の6000円コースを頼む際は、先に大きいまな板の準備がおすすめだ!!(笑)
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