久しぶりに九石大敷組合の鮮魚をお取り寄せすることに
仕事はリモートになったけど平日はずっと家から外に出ないし、休日は買い物に行く以外に特に何もできないし、釣り?そんなものいけるわけないですわー、という状況なのでもうメンタルに激しいストレスがかかっているわけですよ。
ということで4月の鮮魚お取り寄せ第2弾を決行!!
せっかくなので北海道あたりから取り寄せてみようかなと思ってお願いしてみたらなんと時化で出漁できずとのこと。
今回は漁師さん直送市場で頼んでみたのでこんなこともあろうかと代替出荷をお願いしていた。初めての代替出荷メールが来てちょっと「おぉ・・・!」ってテンション上がる。
そのメールを読んでみると、、なんと九石大敷組合からの代替出荷!!
ここはふるさと納税で2回くらい頼んだことのあるところだ・・最近高知からお魚が届くことが多いなぁ、高知って漁業盛んなんだなぁ、と思いつつ久しぶりの九石大敷組合に期待が高まっていく。
九石大敷組合からやってくる鮮魚といえば神経締め
なによりもウリは船上での神経締め
「九石大敷組合といえば神経締め」という感じでHPでもしっかり目玉的に紹介されている。↓HPも良い感じに作られているのでまずは見てみるのがおすすめ。
過去頼んだ鮮魚セットでも神経締めヒラソウダガツオが届き堪能した。神経締めされた魚の鮮度はやはり間違いがないと実感している。
関東に届くまでは出荷(水揚げ)から2日かかることもあるが締めた後の熟成/腐敗への進行速度を抑える技術が神経締め。
なので、「お届け日数がかかる事=鮮度おち」というリスクがを排除できるは非常に嬉しいポイント。
青物が得意な印象
過去を振り返ってみると、ヒラソウダガツオのようなカツオの仲間、メアジ/マアジといったアジの仲間、マサバ/ゴマサバ、他にはカンパチなど、青物が結構な頻度で結構な数入ってきていた。
頼んだ時期に寄るのかもしれないし、タチウオなど白身の魚ももちろん入っていたが、それよりも青物の印象が強い(笑)
青物のしっかりした味を楽しみたい!というときに利用しやすい拠点かもしれないな、と思っている。
今回は少量の厳選魚種が入ってくるかも!
少な目の魚種で期待が高まる!
漁師さん直送市場を使うと発送連絡のメールに入れてくれた魚のラインナップもセットになってくる。
どれ、今回のラインナップは・・・?なるほど、この魚種の少なさからするとどれも中型以上の大きさにまとめてきたか!(価格に対する魚種で大体のボリュームが分かるようになってきた。)
サワラ(サゴシ): 刺身、焼きがオススメ!皮目を炙って刺身で食べても美味しいです。
イシダイ: 刺身、煮つけがオススメ。特に刺身がオススメです。脂も乗っているのでとても美味しいです。
マアジ: 刺身、焼きがオススメです。万能なアジは刺身の他になめろうなどにしてもおいしいです!アジフライもオススメ!
ヒラスズキ: 刺身、焼きがオススメ。高級魚であまり獲れない魚で希少価値が高いです。洋風に調理しても美味しいです。
漁師さん直送市場からの納品メールより抜粋
ほう、ヒラスズキ!!
これは素直に嬉しい!魚屋さんでよく見る「スズキ」とは似て非なるちょっとした高級魚のイメージ。子供のころから釣り図鑑でよく見ては憧れていたのを思い出す。うーん、あの頃ルアーもって狙ってみたこともあったけど結局釣れなかったなー。
サワラ(サゴシ)はサゴシと書いてくれている以上おそらく今まで経験してきたあのサイズだろうと推測。切り身にして幽庵焼きにするとべらぼうに旨いあのサイズだ。脂ののりはさっぱりしてそうだけど最近青物を幽庵地に漬けこむのが大好きなのでウェルカム!
マアジも鉄板の魚。前回だったかな?メアジという、マアジより野性味の強いアジを頂いたこともあったが、個人的にアジはアオアジよりメアジよりマアジが一番安定して美味しいと思う。
そして石鯛。サイズにもよるが身が硬いのがこの魚最強の特徴。鮮度が良すぎると生では逆に食べにくさを感じるレベルなので少し寝かせるなど工夫した方がよりおいしく食べられそうな印象。「特に刺身がオススメです」と刺身を2回おすすめしてきてくれているあたり、是非刺身メインで頂きたい。
まさかの全部神経締め!?
そしてメールの備考のところに気になるお言葉が・・・
弊社ではお送りする魚種は全て船上にて神経締めをしてご発送致しております。
漁師さん直送市場からの納品メールより抜粋
全て神経締め!?
マジかよ、すげえ・・・そんなことあるのか・・・?
まだ実際に魚が届いたわけではないので半信半疑になりつつも魚種のしぼり具合からするとあり得ないことは無さそう。でもそんなに手間かかる作業を本当にしてくれているのか?おーん・・・本当だとしたらすごいな…。届いたらちょっと確かめてみてよう。
ちなみに漁師さん直送市場では↓こんなことが書かれている。日付指定で頼むなら余裕を持って頼むと良い感じかも。
九石大敷では多くの漁師が神経〆の技術を習得しており、出荷日前日までにご注文頂いた分について、神経〆に努めます。出荷日当日早朝までのご注文については、氷〆になるかと思います。
漁師さん直送市場 九石大敷組合紹介ページより引用
4/27追記)前日まででなくとも神経締めしてくれるようです!
・・・ということを書いていたら後日、漁師さん直送市場の方から「注文締め切りぎりぎりであっても神経締めできるようになりました。」とのコメントを頂きました。
つまりいつ頼んでも安心!!
ありがたや~
いまだかつてないレベルの高鮮度なお魚たちに驚愕
お魚ついに到着!!ずしっとした重みのある感じに結構大きめの魚が入ってるかも?と期待しつつ早速確認していくと、、
なんかすべての魚がでかいぞ!?
予想外の大きさに戸惑う・・・。そして全てまだ硬直が解けてない!
魚の大きさにも驚いているけどそれよりも硬直が全く解けていないというのが凄まじい鮮度の状態であることを物語っている。この感じだと今日食べてもまだ味が出てないんじゃないか…?釣ってきた魚と同じように数日寝かせながら食べて行った方が良いかもしれない。
石鯛はポテンシャル高すぎて問答無用で寝かせることにした
まずは約40cmの石鯛から。てっきり25cmくらいの可愛いシマシマ模様な石鯛が来るかと思っていたら模様も消えかかっている立派な石鯛が入ってて超驚いたw
お、眉間から神経締めのワイヤーが通ったと思われる穴が!がっつり硬直していて恐ろしい鮮度が保たれているのも間違いない。神経締めのあとの温度管理も適切だったんだろうなー、と思いながらチェック。
まずは小さな鱗を丁寧に取り、そしてエラを切って内臓を出し・・
ん?
エラが切ってある・・血抜きしてある!!
なるほど血抜きしてるのか。てっきり神経抜きだけしたのかと思ったけど、つまり活け締めの一環としての神経締めを行ったってことか。となるともう今日食べる選択肢はゼロ、丁寧に下処理して熟成直行!!
そしてワタを取ると・・内臓脂肪が凄まじい。。
何なんだこの魚、ポテンシャルありすぎて怖くなってきたぜ…
何を食べてこうなったのか分からないけど須崎の魚ってだけでもう海域の綺麗さは担保されているから単純に喜べる。
内臓系もぷりっぷりなので洗って後でポン酢ですな。
ヒラスズキでかくて綺麗でカッコいいぜー!
次はヒラスズキ。子供の頃図鑑を見ては憧れたあの銀色のカッコいい魚・・やっぱりカッコいい!!
お、こっちも神経締めのワイヤーが通ってるし血抜きまでしてある。やっぱりしっかり硬直したままですぐに食べるともったいないのでこちらもゆっくり頂いた方がよさそう。
鱗は大きく、ウロコ取りを回すようにしょりしょりしてるとあまり飛び散らずにとることができる。
こちらもワタは取っておいて後で食べる。
ここまで鮮度の良いサゴシも初めて見たぜー!
続いてサゴシ。結構立派で、尾まで含めると70cmくらいかな?こちらも神経締めのワイヤーの後を発見。
む、こちらも血抜きしてる!そしてやはりまだ硬直してる。
鮮度落ちが早いサワラがこのレベルで届くのは超貴重。
なのでこちらはさっそくお刺身で頂くことに!おすすめは炙り刺しということなので皮目はバーナーで炙って海鮮丼のネタに。
サワラのお刺身は衝撃的な美味しさ!!
ちなみに「アジのなめろうヒラスズキの肝を添えて」的なネタの隣に炙りを置いていざ食べてみると、、今まで食べたことが無い衝撃の美味しさ。
脂がしっとりと入っていて身質は柔らかく嫌味の無い美味しさ。目を閉じて食べると本マグロの上質な中トロと見分けがつかない・・いやそれより全然こっちの方が美味しいぞ!!
サワラの刺身ヤバいわ。これはマジで美味い。いくらでも食べられそうだ・・!
30cmの良型マアジももちろん血抜き済み!
マアジ2匹、いずれもしっかり活け締めされてた。
もはや言うことなし!
当日食べてみたらやっぱりまだ味が出ていなかったのでこちらも1日~2日おいてから食べた方が良さそうだ。
ふるさと納税で頼んでいた鮮魚詰め合わせを紹介
今回九石大敷組合の恐ろしいまでの鮮度の魚に超驚いたわけだけど、以前、2018年ごろに須崎市のふるさと納税の10,000円の寄附で頼んだことがある。
2回ほど記録を残してあったので過去の鮮魚セットも紹介したい。
2018/11頃の鮮魚セット
11月ころにふるさと納税で頼んでみたところ、アジ、鯖、サゴシ、ヒラソウダガツオ、メアジが届いた。
サゴシ以外見事に青物オンパレードで、この時に僕の中で青物メインな鮮魚セットというイメージがついたのかもしれない。
ちなみにアジサバ類は氷締めで特段血抜きなどはされていなかったように記憶している。
2018/12頃の鮮魚セット
この時はとにかく種類が多くて楽しかった。前回同様なのはサゴシ、ヒラソウダガツオ、メアジ、鯖。新規はホウボウ、タチウオ、カイワリだ。
11月、12月と同じ時期なので入っている魚も似通っている。
前回同様にしっかり神経締めの鮮度で食べたヒラソウダガツオのたたきが非常に美味しく、以来ここの鮮魚セットはヒラソウダを食べさせてくれるイメージが追加された。
ちなみにこの時もメインの中型以上の魚以外は特に血抜きもされていなかったから氷締めだったのでは?と思っている。
ふるさと納税でもお取り寄せ可能
九石大敷組合の鮮魚ボックスはふるさと納税で2種類のラインナップがある。
10,000円と14,000円のものだ。
どちらにも「船上神経締め」というキーワードが入っているのでしっかり神経締めされた良型のお魚が入って来る。
今は、返礼品の価格は3割以下というルールがあるので、10,000円の寄付なら3,300円ほどの鮮魚ボックスを注文したと考えると良いかも。
ちなみに今回漁師さん直送市場で頼んだのは5,680円。
2018年ごろに頼んだふるさと納税の時から九石大敷さんも変わっているようなので、内容が結構違う理由としては価格差からとか漁が良かったからとかよりも、そもそも今はこれがアベレージです!というものな気がする。
今回の内容をふるさと納税で頼もうとすると18,000円くらいの寄付になってしまいそうだけど、そこまでのものは現在用意されていないみたい。
14,000円のものが今回のものに近くなりそうだ。
10,000円のふるさと納税
最近のこの返礼品に対するコメントを調べてみると、良型の石鯛、真鯛、鯖というラインナップが来たり、カンパチ、サゴシ、鯖というラインナップが来たりと、10,000円の寄付と言えど、侮れない魚種を送ってくれているようだ。
鯖に対して活け締めをしているかどうかまでは分からないが、石鯛やカンパチは間違いなくしっかり締められているはず!
現在の返礼品は少数魚種でしっかり活け締め処理を施されている魚を味わえる、価値の高い鮮魚ボックスという感じだ。
14,000円のふるさと納税
こちらは頼んだことが無いし感想も特に書かれていないようなので、どんな内容なのかは確認できていない。
ただしこんな記載を見つけた。「3kg~5kg」。
今回頼んだものは2kg~4kg。ということは今回より量が多いか、それか立派な魚が届くのではないかと思われる。「リピーター用」と銘打っているので量というよりは質をさらに向上させた版がこの返礼品なのかな、と推測。
質をさらに向上、、となると、全ての魚種で神経締めや活け締めを施しつつ、一匹あたりの大きさや高級な魚種が良い感じに入るようになる、ということになるのかもしれない。
少なくとも10,000より内容が充実することは確か!!(当たり前か)
うーん、こっちも気になるから今度頼んでみようかな…!!良い機会かもしれない。
まとめ
今回の鮮魚セットは本当にヤバかった。
全魚種でしっかり血抜きされてるし、神経締めまでされてるし、届いたときは硬直解けてないしで、僕が釣ってきた当日と同じくらいの鮮度で魚たちがやってきてしまった。
恐ろしい鮮度なので肝など内臓もぷりぷりの状態で食べることができるし、血抜きされているので鮮度落ちも緩やか。ゆっくり魚の味の変化を楽しむことができる超贅沢な内容だったと思う。
もしかすると釣ってきたものより上のレベルかもしれない。。しかもこれだけ立派なサイズの魚たちで6,000円ほどって、、比較しちゃいけないけど、釣りとコスパの良さが段違いすぎて困ってしまう。
ふるさと納税だと実質2,000円で楽しめるが、今年分のふるさと納税の枠は他に使おうと思ってるので次回も漁師さん直送市場で購入してみようと思う。
釣り用の予算から捻出するか!
コメント
素敵な記事を拝見させて頂きました。
ありがとうございます。
先ほど、九石大敷さんとこの記事を拝見させて頂いたのですが、
「エラ切って血抜きしていところまで見抜かれるとは凄い」と驚かれていました。
ちなみに、以前は「出荷日前日までにご注文頂いた分について、神経〆に努めます。出荷日当日早朝までのご注文については、氷〆」だったのですが、最近は改善を積み重ね、「出荷日当日の注文締切(朝8時)ギリギリのご注文分についても、神経締めできるようになりました」ので、補足させて頂きます。
※ホームページも修正させて頂きました。反映ができておらずすみません。
このご時世で大変だと思いますが、お体ご自愛ください。
引き続き、よろしくお願いいたします。
上垣内さま
コメント頂きありがとうございます。
>出荷日当日の注文締切(朝8時)ギリギリのご注文分についても、神経締めできるようになりました
大変嬉しい補足情報です!
記事は追記という形で更新させて頂きました。