年末年始にふさわしい釣りとは!
年末は釣り納め、年始は釣り始め。さて何を釣ろうか!
今年も年越しまであと少し。
ここで釣り好きの方なら必ず考えると思う。
今年の釣り納め、何にしようかな…正月休みで釣りに行けないかな…みたいな!!
もちろん家族との時間の調整や実家に帰省するかどうか、仕事納めをいつにするかといった考え事は多いものの釣り好きならばそこを何とか押し通して計画を立てるはず!
そこで今回は、船釣りをする時間は確保出来たとして何を釣るべきか…。
1.正月に美味しく食べられるお魚を狙う
2.時期は関係なく美味しく食べられるお魚を狙う
この2つの観点を軸に、今釣れている魚の傾向とともにそれぞれオススメできる釣りの対象魚を紹介したい。(例によって相模湾と東京湾が主体っす)
この記事はこんな方向け
- 年末最後の船釣り、満足できる終わり方をしたい!
- 年末年始のお休みに釣れる魚を知りたい!
- せっかくの長期休暇、美味しい魚を釣りたい!
釣り納めといいつつ狙いは正月用のお魚派
年末に釣るのであれば数日寝かせて最高の状態にしたお魚を正月に美味しく頂くことができる。
つまり正月用の魚を調達できるというのは年末の釣り納めのメリットの1つ!
そして正月用の魚と言えば…真鯛と鰤…かな?
正月用の鰤を狙ってみるか…?
実家の静岡では年末、蟹と鮪がずらっと並ぶが真鯛や鰤も捨て難い。とくに鰤は西の方ではお雑煮に入れる地方もあり、意外と正月に用いられる代表的な魚の1つだ。
じゃあ鰤は関東で釣れるのかというと、釣れます!!
伊豆からイカブリ船としてこの時期船が出ており、ブリというかワラサがよく釣れている。その名の通り、イカ1杯をエサにしてブリ的な魚を狙う釣りだ。
釣果を見ると1人あたり数尾はしっかり釣れているので手に入れられる可能性は高いと思う。
だが!!
、、個人的に正月の鰤は日本海の天然物か柑橘系の餌を食べて脂が軽い養殖物が好きなのであまり相模湾のものを釣る気が起きないのが正直な所。
最近は養殖物の方が脂がのっており、場合によってはブランド付きの養殖物の方が高値で取引されることもある。
相模湾で釣って食べるのにも少し興味が惹かれるものの鰤は今のところ日本海側で獲れたもので良いかな、という印象だ。
真鯛を狙ってみるか…?
じゃあ真鯛はどうよ!?
というと、もちろん伊東沖で狙う真鯛はその海域のポテンシャルを存分に発揮する美味しさだと思う。
のだけど、、だけど、本命として狙って釣ろうとするとボーズの可能性を否定できないのが真鯛の怖いところ。
年末、釣り納めがボーズでいいのかい・・・!?
真鯛釣りが得意な方はそんな心配も無いのだろうけど、もちろん状況が良い時は数枚釣れるが、真鯛はもともと数釣れる釣り物ではない。
ボーズの可能性は他の釣り物よりかなり高い部類に入ると思っている。
正月の魚=赤い色でめでたい魚を高確率でゲットしたいなら金目鯛!
では真鯛に自信無い場合はどうすれば良いのよ…。
という声にお応えして!!
正月用のお魚を確実に手に入れたいあなたへおすすめなのはズバリ金目鯛!!
めでたい色=赤色の魚と捉えると、真鯛の他にも花鯛、アコウ、キンメ、カサゴ、アカヤガラと色々出てくる。これらの魚の中で一番確実に釣れて、かつちょっとお高い価格帯の良い魚と認知されているのが金目鯛だ。
大型のは少ないものの脂ののりも適度だし、4日ほど寝かせて食べる分には品質面で心配することはほとんどなく(経験上の話)、味も良い。
そしてお刺身にしても寿司でも、しめ鯖ならぬしめキンメにしても赤色が良く映えるので実にお正月向きの魚だと思う。
数多めで狙うなら初島沖
もちろん真鯛狙いで行くことを否定するわけではないけど、この時期なら初島沖キンメがシーズン真っ盛りで1回の釣行で少なくとも10枚前後を狙えることが多い。
2019年は解禁日初日によしひさ丸で金目鯛釣りを堪能出来て楽しかったなー。
※2020年からは静岡県からの要請により、資源保護のため初島沖のキンメは自粛となっているので要注意。小田原から根魚五目が出ているが釣り場は真鶴沖などいつもと少し違うポイントになる。
型主体で狙うなら沖の瀬
初島沖のキンメは少し小ぶりなのが多い。金目鯛はある程度の大きさから急激に脂の乗りが良くなるので、正月用に食べ応えあるやつ釣りたい!!という時は沖の瀬一択。
沖の瀬の根魚五目なら30cmより大きいサイズがおおよそのアベレージだし、ほかに釣れてくるクロムツやスミヤキ、メダイはどれも大きい型ばかりだ。
初島沖とは釣り方が若干違うから戸惑うかもしれないけど、脂乗り抜群な魚がかかってくるので満足度はかなり高いはず!
・・・ということで正月のお魚を狙いたい場合は金目鯛、いかがでしょうか!!
年末年始にかけてとにかく美味しいお魚をがつっと食べたい派
正月なんて関係ない!とにかく美味しい魚を食べたいんじゃ!
という方にオススメしてみたいのはカワハギ&アマダイ!
おすすめその1:カワハギ
肝は鮮度管理が命な食材なので寝かせるといったことはできないが、年末に釣って正月食べるような時間感覚にとらわれないのであれば今の時期オススメできるのがカワハギだ。
2022年現在はしっかり数が釣れてきている。相模湾も東京湾も釣れる枚数が着実に伸びてきており、釣果もトップ20~30枚ほどで安定している。
年末釣り納めだけではなく、年始の釣りはじめとしても手軽な道具で狙えるのもカワハギをおすすめできるポイントの一つ。
1月第一週目が連休ならそのあたりを狙ってサクッと釣り、家で日本酒と肝和えを頂く…もう想像するだけで最高な冬の過ごし方になること間違いなしだ!!
おすすめその2:相模湾アマダイ
相模湾アマダイって結構つれるんですよ実は。
以前久比里から出ている山下丸でアマダイを何回か狙いに行ったものの中々釣れず寂しかった記憶があるが相模湾だと30,40,50cm以上の大型が必ず数枚上がるもの。
東京湾沖では数が少なく型が大きいアマダイ、たいして相模湾では数が多く型が小さいアマダイというイメージがあるけど、最近は相模湾でも大型がしっかり混じるようになってきてる。
調子が良い時に釣っておいた方が良いのは釣りの定石なのでこの機会を逃さず美味しいアマダイを狙うのも良いのでは、と思う。
アマダイは寝かせて食べるとエビの様な甘みが強くなるなんとも美味しいお魚。
大型になるほど美味しくなるので狙える時に狙ってみる価値はある。
番外:ボーズを避けつつ釣り納めで気持ちよく今年を終えたい派
五目釣りで色々狙っちゃうプラン
何も釣れないというのは絶対に回避したい方!
そんな方にオススメできる釣りはもはや東京湾アジ以外に無いです、と言いたいところだが最近調子が良いのはカワハギやアマダイだけではなさそう。
この時期にもアミ五目やライトイナダ五目といった色々な魚を幅広く狙う釣りをしている船宿がある。
釣果としてほとんどボーズは無く、何かしらのお魚が釣れるのがこの釣りの強み。これを釣りたい!というこだわりが特に無いのであれば多種多様な魚を楽しめる中々面白い釣りだ。
中には後半戦、落とし込みで大型を狙える五目釣りをやってる船宿もある。
新しい釣り物でホウボウという手も
他にはホウボウ狙いで最近出始めている船宿もある。
ホウボウってどんな魚かな…?とピンとこないかもしれないがアマダイを狙ったことがあれば外道でカナガシラという似た魚を釣ったことがあるはず。ホウボウの味はカナガシラとよく似ていると言われており、胸鰭がカラフルなのがホウボウといったイメージで大体あっている。
カナガシラもホウボウも、上品な白身で刺身や煮付けの他、鍋物にすると良い味が出るタイプだ。
冬の魚として鍋物に使えるのでホウボウ狙いで行ってみても幸せになれるかもしれない。
ホウボウ狙いで船を出しているところはまだほとんど無く、昨年あたり?から始まっている新しいターゲットだ。毎日安定して数が釣れているのでアジ狙いは飽きたという方は一度ホウボウを狙ってみるのも良いかも。
まとめ
今年から来年にかけての年末年始。オススメをまとめると以下の3点となる。
- 正月に向けて釣れやすい高級魚を狙うなら金目鯛はどうでしょうか!
- 正月に限らず今釣れていて美味しい魚を狙うならカワハギ、アマダイ!
- そして色々狙ってちゃっかり高級魚も狙うなら五目釣りもあり!ホウボウもあるよ!
というところだ。ちなみに僕は色んな魚を釣って遊びたいので釣り納めで五目釣りに行こうかなと検討中。
せっかくの年末年始、釣りに行けるチャンスがある人はこの時期ならではの釣りものにチャレンジして楽しもう!
・・・2022年の釣り納め、どうしようかな・・・やっぱり五目釣りかなぁ・・・
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