このエリアのキンメらしからぬ高難易度
10匹くらい釣れるかなと思ってたら結果はキンメ4とクロムツ1。
まさかの貧果だけどこの日の船全体の釣果としては頑張った賞はもらえるレベル。それくらい難しい釣りでした!!
ちなみに船宿の記録的には↓こんなん。素人に毛が生えた程度のスキルでも頑張ったよ自分・・・
キンメ
https://www.yoshihisamaru.com/
24-29 cm 0-4 匹
その他クロムツ、シロムツ
4:15到着。寒いっす。
ここ1ヶ月半仕事が忙しすぎて何もできてなかったのがようやくひと段落。少し隙間時間が作れそうだったので3日前くらいによしひさ丸に予約を入れさせてもらった。
5:20までに集合と聞いたので念の為一時間前に港に到着。
ササッと船の前にクーラーボックス置きに行ったらなんと一番目…!!さすが平日。
やっぱ船釣りは平日のアドバンテージでかいよなー。
完全に油断してた服装
最近昼間は20℃まで上がることも多かったからか、お昼の街中歩くならこれくらい?みたいな薄めの格好してきたら港の風すんごい冷たい。
外気温は…10℃!!
これに海風が加わってるんだからそりゃ体感が寒くなるわけだよ。。
本日の釣り客は5人!トモを贅沢に一人で使わせて頂きました
5:00になったので船の前に行ってみるとそろそろと荷物を船に積み込み始めた。
船に乗り込むとそこで船長から「お、貸し竿?キンメは初めて?」ときたのでキンメは経験あり!!と答えるとオッケーみたいな感じ。
船の真後ろに用意してるからそこでお願いしまーすとのこと。
どうも片舷2名ずつ、で、後ろに僕1人の合計5名。
すばらしい。
例年の初島沖キンメ解禁日だとかならず満員になって仕掛けの取り扱いが超高難度になってたので今日は天国といえるほど快適に釣りができそうな予感ですよ・・・!!
仕掛けをマグネットに広げもらい、後は自分で準備
船宿の10本針仕掛けを鉄筋おもりに繋げて船べりのマグネットに広げてもらう。
広げてもらいながら基本的に前から番号順で投入していく旨を教えてもらう。1番どうぞー、2番どうぞー、3番どうぞーみたいな感じ。潮によっては全員一斉投入することもあるらしく、その場合はアナウンスするとのこと。
あとは電動リールの電源をつけたり竿をロッドキーパーに固定したりヨリトリリングをつけたりしながら出船を待つ。
餌はサバ餌ではなくイカ短
そして今日はなんと中深場定番のサバの切り身ではなく赤く染色されたイカの短冊。
一つあたり人差し指くらいの長さでゲソ入り(笑)
出船後にサバ餌について船長アナウンスが。
「ムツを欲しい人は下から3本目くらいまでをサバ餌にしてください。」
なるほどな、クロムツ超欲しいから次回は自分でサバ餌用意しとこう。
出船から約15分で真鶴沖付近のポイントに到着
船長のアナウンス(ガイド)がとんでもなく丁寧でビビる
そして時間になり出船。とともに船長から超絶丁寧なアナウンスが流れた!!!!
沖上がり時間の目安、ここ数日の海の状況からの今日の予測といった内容もアナウンスされたんだけど、内容も細かくかつ教えてもらえると嬉しい情報なんだけど、それよりも話し方が非常に丁寧!!
丁寧すぎて自分は本当に釣り船に乗っているのかを疑うレベル・・・釣り船ってさ、もっとこう、めんどくさそうに言い放つようなアナウンスの所が多いからさ・・・今までここまで丁寧で聞き取りやすいアナウンスには出会ったことが無くてちょっと動揺してしまった。
すごいよ。
よしひさ丸の若船長マジすごいよ。
実釣開始!!
そしてまだ朝焼けが綺麗な時間帯、真鶴沖にて実釣開始!
投入は事前予告通り1番から順番に投入していく。僕は大艫なので手前マツリのリスクも小さく割と安心して投入できる。
1投目~8投目
前半戦はぽつぽつ魚の反応あり
1投目
そして記念すべき第一投目!!約240mほどで底から3m~5m。
・・・反応なし・・・
2投目
気合いを入れなおして2投目・・・も不発。
隣のおじさんが可愛らしいサイズのシロムツを揚げていたけどそれだけだったみたい。
どうも今いるポイントでは反応が散らばっているようなので少し船を走らせて他のポイントを探す。
3投目
少しポイントを変えて3投目!!こんどは底から5m~10mとやや棚が上がる。
とりあえず着底してから5mほど巻いてしばらく様子をうかがってみる。
お、竿先にクンクンと言った感じの優しい反応!!小さなキンメでもかかったかな?と思いつつデッドスローで2m巻き上げて止めて追加のキンメを狙ってみる。
数秒すると反応が大きくなった。もう一匹ついたかなー?このあたりで遅めの中速(1m/秒)で巻き上げていく。
最後まで巻き上げて仕掛けを手繰っていくと・・・上から4本目と5本目にキンメが2匹!!
久しぶりのご対面ですね!!
4投目
魚がやや高い位置にいることは分かったので次の投入でもまた棚を底から5,6m上げて待ってみる。
再び魚信あり!!
今度は追い食いできなかったけど、それなりに引いてくるので1匹でもまあ大丈夫かな。と思いゆっくり巻き上げていく。
大体50mを切ったあたりで船長に告げると念のためタモを持って構えてくれる。魚を取り込むときにばらすことがあるので、水面に落ちた魚をすくうらしい。
キンメとおもってたらクロムツでした!!やったー!!
今回も5番目の針に食いついてた&このハリスがだいぶよじれて色んな所にからまっちゃったので一度切断。しばらく9本針でいこう。
余裕のある時にハリスを結びなおせばまた10本になるからねー。こういうとき親子サルカンの仕掛けは楽で良いよな。
5投目
続いて5投目。水深深くなり300m前後。
棚指示は変わらず5m~10m、今度は9m付近で様子を見てみる。
・・・反応あり!!
棚の上限ぎりぎりなのでこのまま放置してみたら少し重さが加わった。今回も追加できたみたい。
慎重に巻き上げて再びキンメ2枚追加!!
ちなみに9本目と10本目、下の針についていた。
6投目
5投目で釣ったキンメのついていたハリスがどちらもマツリっぽく絡まってたので急いで結び直す。
そしてさらなる期待を込めて投入!!・・・するも反応なし。
7投目
さらに水深ふかくなり330m付近。この投入のタイミングで5本目のハリスも結びなおし10本体制に復帰。
左舷だけ少し魚の反応合った?こちらはピクリともせず。
8投目
気温が上がってきて長袖一枚で十分になってきた。竿先は沈黙。。
お腹もすいてきたしなんか食べるかな・・・
9投目~15投目
6投目あたりから魚が超渋くなったし日も完全に昇っているのでもはや何も釣れる気がしないぜ・・・というところでポイントを大きく移動。
水温変化もさることながら潮がぶっ飛んでるので釣りにくさも中々。
真鶴沖から福浦沖まで船を移動させて再度チャレンジするもここから15投目ラストまで結局お魚の反応なし!!
潮の流れもあちこちに向いていて仕掛けは安定しないし4人でオマツリするしと釣りの難易度も高い状態が続く。
11:00頃沖上がり
ということで、日が完全に昇ってからは何も反応ないまま沖上がり。
前半戦で釣った以外は何しても反応もらえないまま終わった感じ。いやー、今日は本当に難しかったなー。
沖上がりから帰港までのアナウンスもやはり船宿らしからぬ丁寧さ
ちなみに帰港するまでの間に船長から今日の振り返りみたいな感じのアナウンスが。
潮が難しく今日は大苦戦な日だったらしい。中々うまくいかず船長もすみません的な感じだったけど潮はもはやどうしようもないっすな。ベテランさんも苦戦していたようなので海のご機嫌ばかりは読み切れない。。
そういえば出船前にも海水温変化の話も聞いてたので今日はやっぱり難しかったんだな。ちなみにキンメ4枚で良い方とのこと。マジか(笑)
というかアナウンスがやっぱり丁寧でホスピタリティを感じる。船宿はもっと荒いというか、ぶっきらぼうなアナウンスが常なので新鮮すぎてビビる。
今回の振り返り
海水温が変化しているなら数日前までの釣果はあてにならない
考えれば当たり前なんだけど今まで気にしたことが無かった・・・
シケの前は約22℃。シケ後のこの日は約20℃。
海では1℃かわるだけでも魚の活性に大きな影響が出ることは有名で、今回2℃変わっているなら海の状況は以前とは様変わりしていると覚悟すべきだった。
まあ覚悟しても日程変更できなかったからどうしようもないんだけどね。。
また来たいと思える船宿になったのが一番の収穫だった
今回釣果としては厳しい釣りになったけど、それよりも若船長の丁寧&穏やかなコミュニケーションが今までのどの船宿と比較しても素晴らしかった。
正直僕自身、おそらく釣り船での過ごし方は大分わかってきてるので初心者におすすめできるかという観点での評価じゃないけど、多少なりとも船釣り経験がある人ならこの船宿は一度乗ってみる価値はあるかもしれない。
今後人気が出る可能性を強く感じる船だった。
そういえば恵一丸の船長もフレンドリーで穏やかな人だよな。福浦漁港全体的に良い雰囲気なのかも。
とりあえずリベンジでまた行こう(笑)
天候/仕掛け
- 天気:晴れ
- 気温:10℃~16℃
- 風速:北3~4m
- 潮:0.4~0.5mのうねり、間隔約9秒、波高0.5m、凪
- 仕掛け:船宿の10本針仕掛け、おもりも船宿の鉄筋
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