相模湾イナダ五目(ウィリー五目&落とし込みサビキ)@庄三郎丸 2021/9/22

平均約50cmのイナダ船宿
平均約50cmのイナダ

約1年半ぶり2回目のイナダ五目に行ってきました

秋口になってくると青物の気配が濃厚になる相模湾。

昨年1月のイナダ五目では良いワラサ釣れたな・・・

今年もイナダに交じってカンパチやソウダガツオが釣れているので今回はイナダ・・・じゃなくてカンパチやワラサ狙いで行ってみた!!

・・・ものの、結果はイナダ6尾に小さなマルソウダ1尾という微妙な結果(笑)

イナダ五目だからイナダが本命なんだけどそんなに食べて美味しいって思えるような魚でもないんだよねー。イナダねー。どうやって食べようかな・・・。

庄三郎丸の受付はいつも通り。今回はゆったり出船。

この時期は出船時間が6:00なので5時前くらいに船宿に到着してると焦らず準備ができる。受付の雰囲気は前回のイナダ五目の記事でも書いているので省略。

今回は4:45くらいに到着して荷物をおろして駐車場へ。

イナダにはウィリー仕掛け+イカ餌も良いらしい

受付では貸し竿代と乗船料金を払って、必要なら付け餌用のオキアミとイカを購入するみたい。

イカ!!

「イカはいる?」って聞かれたので「イカ!?何が釣れるんですか?」と聞き返したら「そりゃイナダよ・・・(あんた何釣りに来てんだよ・・・)」みたいなテンションで返されたけどイカ!!

イナダ相手にイカなんてもったいないぜ!!と思ってアミエビだけ購入。

続いてお店の中に入って仕掛けも。ウィリー仕掛けと落とし込みサビキを一つずつ用意すれば大丈夫みたい。ここも前回のイナダ五目とおんなじっすね。

イナダ狙いの仕掛け
イナダ狙いの仕掛け
奥がコマセ。手前が付け餌
奥がコマセ。手前が付け餌アミエビ

平日なのでゆったり片舷5人くらいで出船

出船間近
出船間近

そして今日はお客さんも少な目でゆったり乗船。これなら沢山魚が釣れてもオマツリにならずに済みそう。

「10分ほど走ったあたりで始めます」と船長からアナウンス。

基本はウィリー仕掛けでベイト反応がある場合は落とし込みサビキの仕掛けが有利になるとのこと。

最初から落とし込みサビキで実釣開始

10分ほどのポイントではすぐにベイト反応があったらしい。

「サビキ有利です」とアナウンスがあったので最初から落とし込みサビキ仕掛け!底が漁礁になってるので着底させずに上からの棚指示で仕掛けをおろしていく。

「大体30m。細かく棚取れる人は32~28m。」

ベイト反応が32~28mに出ているのでこの棚でサビキを動かしてベイトをかける。掛かったらそのまま30mで待てばOKとのこと。

・・・と、2回目でさっそくベイトがかかった!

微弱だけどブルブル感がすごく多い。このあたり方は多分イワシっすね。

と、思いっきり竿が曲がって力強い手ごたえ!!

イナダきた!?

ゴリ巻きで巻き上げていくと…

元気に食いついてきた!
元気に食いついてきた!

イナダゲット!!

大きくも小さくも無くこれは丁度イナダってサイズ。

いやあ、ベイトかけてから大物を釣る感覚がねー、やっぱりねー、落とし込みサビキはおもしろい!!

隣のおじさまがイナダ爆釣モード

その後もポツンと2匹目のイナダをかけて丁寧に血抜きしているとその間に隣のおじさまがイナダを5本くらいガンガン釣り上げていく。

そんなに釣ってイナダ食べられるの?という疑問は湧くものの、僕が釣ろうとしても絶対できないハイペースでのイナダ釣り。

何が違うのかじーーーーーーーーーーーーーーーーっとみてるとベイトがほぼ毎投しっかり掛かってることに気づいた。

棚の下限までゆっくり落として、その後にふわっふわっと休みなく小刻みに、ソフトにしゃくりあげていってる。だいたい40cm~50cmくらいのしゃくり間隔。

対して僕は50cm~1mしゃくりあげてそこで数秒ステイしてからまたしゃくりあげるという方法。これだとベイトがかかる確率は4投に1回くらい。そしてベイトが掛かってもすぐに針が外れてしまうことも結構ある。

おそらく休みなく誘い続けることでベイトが反応しやすく、かつしっかり針掛かりするのがおじさまの釣り方なんだと思う。

・・・と思って早速真似てみてもベイトかからない(-_-;)

竿の柔らかさとかちょっとした違いがあるみたいで、何回か調整してやっとベイトがそれと無ーく掛かるようになった。どうも貸し竿の場合は結構強めにしゃくらないとダメみたい。

ベイトが掛かるようになったところでイナダ3匹目を追加したのでいったん休憩!!

たまーに混じると噂のカンパチは釣ってみたいけどイナダはこれ以上釣っても食べるのに困るからね・・・。

中盤戦、ベイト反応が無くなりウィリー仕掛けに換装

そしてぼんやーり釣っていたら途中サビキに全く反応が無くなってきた。

「ベイトがたまにしか入ってこなくなったからウィリーに変えるのもアリです」とアナウンスがあったのでウィリー仕掛けに変えてアミエビでイナダが釣れるか試してみる。

今度は棚の下限+2mまで落としてから2m巻き上げて仕掛けを馴染ませてからシャクリを開始。

1mしゃくってそのまま5秒ステイ。また1mしゃくって5秒ステイ。これを棚の上限までくり返す。こんな感じの誘いを何回か続けていたらなんか微弱な反応が・・・

上げてみるとイワシ(笑)

ウルメ?
今のベイトはウルメ?

このままつけてたらイナダが食ってくるんだろうけどアミエビで釣ってみたいのでイワシはリリース。気を取り直して再度投入!

お、ググっと力強いのが来た!!!!

サビキと比べて細いハリスなのでやや慎重に巻き上げて取り込み、無事イナダゲット!!

ピンクに食いついてきたよ
ピンクに食いついてきたよ

アミエビじゃなくてピンクのウィリーに食いついてきたっぽい。

ついでに少し棚を上にするとマルソウダが食って来た。

お刺身用マルソウダ
お刺身用マルソウダ

周りの釣り人は「普通食べない」と言って放流してたけどせっかくなので一匹お持ち帰りしてみる。ヒスチジンたっぷりで足が超早いので釣り上げたらそのまま掴んでサバ折り→血抜き→クーラーボックスというサバを刺身で食べる時用の手当を実施。

ふふふ、マルソウダどんな味がするのか楽しみだぜ・・・!!

そしてまた何回か誘ってたらさらにイナダを追加。あれ、そろそろイナダ釣るの止めておかないと帰ってから食べきれない。やばい。

ベイト反応復活後は根魚&大物狙い

後半戦になるとまたベイト反応が出てきたのでサビキに換装。

勢い余ってイナダをまた追加しちゃったけどこれ以上釣ってもしょうがないのでベイトが掛かったら即着底させて底から1m~2mを狙ってみる。

これでハタ類が食いついてくれれば上出来・・・!!

・・・。

まったく反応なし!!

ベイトというにはなんか中途半端に重さがあるなー?と思って巻き上げてみると手のひらよりやや大きい紐にしたら美味しい感じの小アジが数匹掛かってた。

このサイズだとちょっと釣りづらい。とりあえずバケツに入れて活かしておき、頑張ってイワシを狙ってみる。

泳がせ釣りに使えそうなマアジ
ベイトにはならなさそうなマアジ

フレンドリーなおじいさまに泳がせ仕掛けを貸してもらう

イワシが釣れないままイナダ狙いの誘惑と闘っていると反対側にいたおじいさまが「さっき釣ったアジまだ生きてる?おお!泳がせやってみるかい?」と声をかけてくれた。

あのサイズのベイトで狙うなら重めのオモリや孫針を使ったりと普段あまり見慣れない仕掛けが必要になる。

ちょうどおじいさまが自作の仕掛けを持っていらしたのでご厚意に甘えて「やってみたいです!!」と仕掛けを貸してもらう。

というかアジを使って泳がせ釣りなんてまったく経験が無いので手取り足取りアジへの針のかけ方、ハリスのサイズ、などなど教えてもらうことができた。

食ってくるかな?
食ってくるかな?

これでワラサが食ってきたら最高っすね!と思いながら底から2mでのんびり待ってみるものの、釣り時間も30分ほどしか残っていなかったので残念ながら反応は無し。

「今日は魚の反応がまったくなかった」とおじいさまも少し残念そうだったけど泳がせ釣り体験させてもらった中々貴重で楽しい経験でした!!

というところで今回は12:45頃に沖上がり!!

今回の振り返り

帰りも気持ちよい秋晴れ
帰りも気持ちよい秋晴れ

秋口はイナダの釣りすぎに気をつけながら楽しもう

連日トップは20尾以上イナダが釣れている状況。

今回もイナダだけ本気で狙ったら貸し竿の僕でさえ10尾はいきそうな勢いだった。でもイナダなんだよな。

脂はのってないし、刺身にしてもコリコリしやすくてあまり美味しいとは感じないし加熱してもパサパサしてるし、旨味も少ないし、青物臭いし。

というわりとボチボチの味な魚なので正直そんなに釣っても処理に困る。

大量のイナダを超美味しく食べられる方法でもあれば良いんだけど今のところそんな方法は見つけられてなくって、せいぜいメンチカツにして冷凍しておくぐらい。

でもそこまでしてイナダが欲しいか?ってなるので気軽にイナダを数本釣りつつ、他の外道も楽しみつつ、という釣り方がこの時期のイナダ五目は良いかもしれない。

大物狙いならもっと寒くなってからかも?

前回1月に行った時は良いワラサを釣ることができた。

もっと寒くなってきたらヒラメやワラサがメインになってくるからその時期にまた行ってみるのはアリかも。

今も外道でハタ類があがってるけどそんなに数多いわけでもないので次は冬のイナダ五目かなー。

天候/仕掛け

  • 天気:くもり時々晴れ
  • 気温:23℃~28℃
  • 風速:後半は南の風8m
  • 潮:0.3m~0.5mで凪(うねり間隔約9の影響なし)
  • 仕掛け(船宿仕掛けを使用):ウィリー五目、サビキ仕掛け
うねり間隔はあるものの凪
うねり間隔はあるものの凪

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